オババのトラベルジャーナル

社会生活からリタイアした有閑オババの隠居旅。ちょっと素敵なお宿に泊まって、のんびりお城や神社を巡ります。

【神奈川】富士屋ホテル ⑥ :「レストラン・カスケード」のランチ

ご存じの方も多いと思いますが、

「日本クラシックホテルの会」が発行する「クラシックホテルパスポート」というのがあり、

加盟する9つのホテルの宿泊スタンプを集めるシステムになっていて、

3年以内に4つたまると、ペアランチ券が、

9つ全てがたまると、ペア宿泊券がプレゼントされます。

 

で、オババは春先に宿泊した「ニューグランドホテル」で、

めでたくランチ券をゲットしていて、

今回、2日目のランチで利用させてもらうことにしました。

 

ランチ券が利用できるのは、

9つのホテルのこちらのレストランです。

 

今回の「レストラン・カスケード」は、

「カスケード・ウィング」の3階に位置しています。

 

「カスケード・ウィング」は、

令和2年の改修時に新築されたものですが、

大正9年に建築された「カスケードルーム」を復元し、

 

ステンドグラスや

 

彫刻は、

当時のままのものだそうです。

 

奥の静かな窓側の席に案内してくださいました。

 

担当してくださったのは、若い女性のスタッフさんで、

明るく、気持ちの良い対応をしていただきました。

 

ショープレートは、

「ザ・フジヤ」と同じく大倉陶園のものですが、

メインダイニングとは図柄が異なります。

 

昼間とはいえ、

コース料理にこれは欠かせません。

ペリエジュエを専用のグラスでいただきました。

フフフ・・・ペリエジュエといえば、

エミール・ガレがデザインしたこのアネモネですよね。

オババのワインセラーにも、

このアネモネボトルのベルエポックが鎮座しています。

 

前菜は、シャンパーニュにドンピシャなスモークサーモン。

 

スープは追加料金でビーフコンソメにも変更できましたが、

オリジナルのポタージュをいただきました。

 

お魚料理は虹鱒。

富士屋ホテルの名物料理の一つですが、

山口由美氏の『百年の品格 クラシックホテルの歩き方』によると、

虹鱒料理は、

リゾートのクラシックホテルに共通する名物料理なのだそう。

 

メインは「チキンカレー」と「ビーフカレー」の選択で、

追加料金で、「蟹カレー」「海の幸取合わせカレー」「ハヤシライス富士屋風」からも選ぶことができました。

オババは「ビーフカレー」を選択。

山口由美氏によると、

カレーもクラシックホテル共通の名物料理なのだと。

そういえばどのホテルも、ショップに、

ホテルオリジナルのレトルトカレーが売られていますよね。

 

レトルトも含め、普段カレーを食べる機会がなく、

何年ぶりかに食べたカレーでしたが、

おかわりしたくなるような美味しいカレーでした。

 

デザートは、プリンアラモード

ハーブティーと一緒にいただきました。

昔懐かしの硬めのプリンです。

そういえば、この硬めのプリンも、

クラシックホテルの定番だと思いませんか?

 

メインダイニングでディナーにいただいた正統派フレンチも感激ものでしたが、

このランチも、クラシックホテルならではのお料理でした。

しかも今回はランチ券でいただいたのですからね。

幸せいっぱいの時間をプレゼントしてもらえました。