オババのトラベルジャーナル

社会生活からリタイアした有閑オババの隠居旅。ちょっと素敵なお宿に泊まって、のんびりお城や神社を巡ります。

【神奈川】富士屋ホテル⑤ :「旧御用邸 菊華荘」の朝食と夕食

1泊目の朝食と2泊目の夕食は、

旧宮ノ下御用邸の「菊華荘」で和食をいただきましたので、

まとめて投稿したいと思います。

 

「菊華荘」は一旦ホテルを出て、

芦ノ湖に向かう国道1号線を渡ったところにあります。

 

明治28年に、宮ノ下御用邸として建てられ、

昭和21年に、ホテルが払い下げを受けたとういう

由緒ある建物です。

 

玄関で靴を脱ぎ、こちらで待っていると、

1組ずつ案内してくださいました。

 

照明も素敵ですよね。

 

個室もあるようですが、

普通はこちらのお部屋でいただきます。

 

たまたま端のテーブルに案内していただけましたので、

お庭の緑を眺めながら、

 

夕食も、朝食とほぼ同じテーブルから

美しい庭園を眺めながらいただくことができました。

 

お食事は、スタッフさんが静々と運んできて、

丁寧に作られたお料理を静かにいただく・・・という感じでした。

 

朝食は、

まずは遠州みかんのジュースで始まり、

 

ゆっくりと時間をとってから、

お膳が運ばれてきました。

 

ご飯は、福島県産の「天のつぶ」かお粥を選択でき、

オババはお粥をお願いしました。

 

ごくごく普通の素材でありながらも、

 

一つひとつが丁寧に作られたお料理でした。

 

コーヒーは別料金とのことでしたので、

部屋に戻る途中に「ギャラリー・コージー」で

持ち帰り用をいただいて帰りました。

 

夕食も、綺麗な着物をお召しのスタッフさんが、

これまた静々とひとつ一つのお料理を運んで来られて、

静かな雰囲気の中でいただきました。

 

先付け

 

お椀

 

お造り

 

鮎の塩焼き

 

煮物

 

揚物

 

お食事セットに

 

デザート

 

スタッフさんはタイミングよく、

ただしほとんど言葉を発することなく、

丁寧に美しい所作で配膳してくださいます。

 

以前お茶席を経験したアメリカ人の知り合いが、

「あれで楽しんでいるのか?」

「あれでリラックスできるのか?」と言っていたのをふと思い出しましたのは、

やはりそういう雰囲気だったからでしょうか(笑

 

老舗料亭というのは何度か経験しましたが、

やはり旧御用邸となると、

ホテルの和食とはいえ、重んじるものが違うようです。

 

ごちそうさまでした。