オババのトラベルジャーナル

社会生活からリタイアした有閑オババの隠居旅。ちょっと素敵なお宿に泊まって、のんびりお城や神社を巡ります。

日本三名園「岡山 後楽園」

前回の岡山城と一緒に書いても良かったのですが、

今日は、岡山藩主によって作られた「後楽園」についてです。

 

茨城県の「偕楽園」、石川県の「兼六園」と共に、

日本3名園の一つとしても知られています。

 

3名園に共通しているのは、

江戸時代に、藩主によって城の近くに作られた回遊式庭園であるということ。

 

偕楽園は、水戸藩の9代藩主徳川斉昭水戸城の近くに、

兼六園は、加賀藩の5代藩主前田綱紀金沢城の近くに、

そして、

後楽園は、岡山藩の2代藩主池田綱政によって作庭されました。

 

岡山城から

 

旭川にかかる月見橋を渡ると、

 

後楽園の南門に繋がっています。

 

水害や戦災の被害を受けてはいますが、

江戸時代の絵図に基づいて復旧されたのだそう。

 

日本に自生している野芝が植えられた

緑鮮やかな庭園です。

築庭当時は、芝が植えられていたのは一部のみで、

園内の大半は田畑だったそうです。

 

その名残りで、井田にはもち米が植えられています。

 

7月下旬の訪問で、

ギリギリ井田のハスも見ることができました。

 

綱政の子である継政の時代に、

高さ6mの唯心山(ゆいしんざん)が築かれました。

この唯心山が作られたことで、

庭園が平面から立体的になりました。

 

上からは園内が見渡せます。

 

唯心山の近くにある流店(りゅうてん)。

中央に水路を通して水の流れを楽しんだそうです。

夏でも涼しい・・・とのことですが、

いやぁ、今年の夏には通用しないようです(笑

 

何度来ても、穏やかな気持ちになれる美しい庭園です。


池には見事な鯉。

 

綱政が、平安と安泰を願って建立した慈眼堂(じげんどう)。

 

この花崗岩は、36個に割って運び、

再び元の姿に組み立てたそうです。

 

これは五十三次腰掛茶屋と言われ、

 

東海道五十三次を描いた扁額が掲げられています。

 

園内ではタンチョウも飼われています。

 

暑い暑い猛暑の中、

南門から入って、グルッと正門まで散策してきました。

 

暑さに耐えかねて、正門横の売店で、

相方さんは桃のかき氷を

 

オババは桃のスムージーで涼みました。

さすが岡山です!!

とっても美味しゅうございました。