オババのトラベルジャーナル

社会生活からリタイアした有閑オババの隠居旅。ちょっと素敵なお宿に泊まって、のんびりお城や神社を巡ります。

日本100名城「駿府城」

専門家の方と一緒に家康の足跡をたどる「天下人と戦国時代の東海地方」というツアーに参加しました。

参加者は12名。

静岡駅に集合し、2泊3日で、静岡・愛知・岐阜を訪れます。

 

最初に訪問したのは、静岡駅からバスで5分ほどのところにある「駿府城」です。

 

駿府城は、家康が幼少時代に人質になっていた今川氏の居館があった場所とされています。

武田氏が滅亡すると、家康はこの地を手に入れ、1585年(天正13年)駿府城を築きます。

その後江戸城を本拠としますが、

1607年(慶長12年)には、天下普請によって駿府城を大改築し、「大御所」としてこの地で晩年を過ごします。

 

つまり家康は、人質時代を入れて、3度も駿府で過ごしたことになります。

 

駿府城は1635年に焼失しますが、平成に入って東御門や巽櫓などが復元されました。

 

平成元年に復元された巽櫓と、

 

それに連なる東御門。

こちらは平成8年に復元されています。

 

枡形になっていて、

 

櫓の内部は資料館になっています。

 

臨済寺の部屋を復元した「竹千代手習の間」なんていうのもあります。

 

本丸や二の丸の跡地は、現在は「駿府城公園」として整備されています。

 

家康の銅像

晩年の大御所時代の家康だそうです。

 

そして、この銅像の裏側では、天守台の発掘調査が行われています。

赤と緑のコーンで色分けされていて、天正期の天守台と慶長期の天守台を見比べることもできます。

 

説明図ではこうなっていて、

慶長期の天守台がいかに大きかったかが分かります。

 

奥の高いところが慶長期の天守台です。

 

石垣の違いも実物を見ながら確認できて面白かったです。

 

こちらは二の丸御門跡で、

 

奥に見えている屋根が坤櫓です。

 

100名城スタンプを押し、

 

御城印を購入しました。

 

【静岡】日本平ホテルの朝食

日本平ホテルの朝食は、1階にある「オールデイダイニング ザ・テラス」でいただきます。

 

“オールデイダイニング”とあるように、ビュッフェスタイルの朝食だけでなく、メインをオーダーするセミビュッフェの昼食や、コーススタイルのフレンチの夕食もいただけます。

 

前日にお茶をした「テラスラウンジ」と会場は一緒ですが、

入口が左右逆方向になりますので、お気をつけくださいね。

こちらの写真の手前のテーブルのさらに手前側にお料理が並んでいます。

 

朝食は、ビュッフェスタイルが基本なのですが、できればビュッフェは避けたいオババ・・・

事前リサーチで、「ザ・テラス ブレックファースト」というセットメニューがあることを知っていました。

 

で、スタッフさんにそのようにお伝えすると、窓側の一番端っこの人通りがない席に案内してくださいました。

 

端っこの席で朝陽が差し込まないので眩しくもなく、このような風景を眺めながら静かにいただく朝食は、もう最高!!

 

まずはコーヒーと、

ジュースの中からは「静岡県産あかでみトマトのフレッシュジュース」をオーダーしました。

搾りたてのトマトの風味が広がります。

 

サラダとフレンチドレッシング、

“本日のスープ”はコーンポタージュでした。

 

卵料理は、朝霧高原いきいき卵を使っているそうで、

オムレツ、スクランブル、目玉焼き、ゆで卵から、

オババの選択はもちろんオムレツです。

普段はお塩だけでいただくことが多いのですが、

この日に限って、しかも写真を撮る前に、ケチャップを少しかけてしまいましたので、ちょっと不気味な写真になってしまいましたね。

 

ブレッド類は、最初からお断りしましたので、どういうものが出されるかは分かりません。

 

デザートはフルーツと、たっぷりのヨーグルトです。

 

ヨーグルトは、ベリー系のソースをかけて頂きました。

 

満席で混み合う朝食の時間帯に、申し訳ないくらいゆったりした時間を過ごすことができました。

端っこの席にまで一つひとつお皿を運んでくださり、お手数をおかけしました。

ごちそうさまでした。

 

「風景美術館」を謳うホテルならではの絶景を十二分に満喫し、

 

ツアーの集合場所に向かいます。

次回からしばらくは、徳川家康の足跡をたどるツアーの様子をお伝えします。

 

 

【静岡】日本平ホテル「富貴庵」の夕食

日本平ホテルの夕食は、

フレンチの「ザ・テラス」、和食の「富貴庵」、鉄板焼の「結久(むく)」があり、

「日本料理 富貴庵」でいただきました。

 

17:30からと19:30からの2部制になっていて、17:30を選択。

 

まずは「前肴」のお膳から。

オババは、「前肴」という言い方にはあまり親しみがないのですが、

前菜と小鉢のことを指すようですね。

スペインのスパークリングを一緒にいただきました。

 

前菜が菊菜豆腐で、

 

小鉢が菊膾。

キングサーモンニジマスを掛け合わせた「富士の介」のお膾で、とっても美味しかったです。

 

鱸と鶏のつみれが入ったキノコいっぱいの椀もの。

 

お造り。

 

鯛とハマチのお刺身に、

 

これは鰹のタタキをあっさり風味で味つけたものでした。

 

口取の2段重。

 

桜海老とお野菜のサラダが入ったお重に、

 

こちらのお重は、見た目も美しいお料理いろいろです。

 

特にこのお皿は、押し寿司や松風、月見玉子に富士山をかたどった南瓜など盛りだくさん。

銀杏の季節になりましたね。

 

メインは金目鯛とマグロのお鍋です。

 

ご飯には、静岡ならではのシラスがたっぷり。

 

そしてデザート。

フレッシュミントの香りが食後に心地よく残りました。

 

【静岡】日本平ホテル:「日本平ツイン」のお部屋

日本平ホテルには、全部で80室のお部屋があるようで、

26m2のスタンダードのお部屋は、日本平山頂側を向いているようですが、

それ以外のお部屋はすべて45m2以上で、富士山側を向いたバルコニー付きになっているようです。

 

スタンダードのお部屋には、ダブルのお部屋もあるようですが、

それ以外は、全部ツインのお部屋になっています。

 

今回オババが利用したのは、富士山側のお部屋では一番下のランクの「日本平ツイン」という45m2のお部屋です。

3階〜5階に設けられているようで、真ん中の4階のお部屋にアサインされました。

 

では、入口の扉を開けま〜す。

 

入ってすぐ右手にドリンクバーがあり、

 

お水以外の冷蔵庫の中はすべて有料です。

 

反対の左側がバスルーム。

ゆったりした空間がとられていて、

 

アメニティー類も、必要なものが揃っています。

 

ソープ類は「アルゴテルム」というフランスのブルターニュ地方のブランドの製品です。

最近はエコを理由に据え付けタイプが増えましたから、このような使い切りタイプは嬉しいです。

サトウキビから作られた容器が使われているようで、使い捨てでも、ちゃんと環境に配慮がなされています。

 

ベッドルームを入ってすぐの場所にクローゼット。

 

パジャマはワンピースタイプとセパレートタイプの2種類が準備されています。

 

クローゼットの横はこうなっています。

 

このようなホテルでは、どうしてもデスクは物置きになってしまいますよね。

 

ベッドはハリウッドツインで、

 

足元には椅子が置かれていて、

で、この椅子がどこを向いているかというと、

 

ジャ〜ン!!

下から見る以上の超絶景です!!

 

お部屋には狭いながらもベランダが付いていて、

 

ガラス窓を経ずにこの風景が楽しめます。

ウ〜ン、幸せ〜!!

 

デスクの上のマップによると、

 

ズズズーーっとズームアップして、

こちらが三保松原ですね。

 

本当に素晴らしい立地のホテルで、

夜景もこのとおり!!

 

朝の5時過ぎ、何気に窓の外を眺めると、

キャ〜!!あれに見えるは富士山ではないですか!!

 

この時期は、冬に比べると見えないことも多いと聞いていたので、半分諦めていたのですが・・・。

 

いにしえの時代から、信仰の対象であった富士山・・・

日本文化の源と言われる富士山・・・

九州人のオババには、何よりも嬉しい光景でした。

 

【静岡】富士山を望む絶景「日本平ホテル」

徳川家康の足跡をたどるツアーに参加するために、前の日に博多から集合場所である静岡に移動し、前泊することにしました。

 

宿泊したのは、静岡駅から車で30分ほどのところにある「日本平ホテル」です。

 

玄関を入ると、広〜いロビー空間が現れます。

 

右手にフロントデスクがあるのですが、

いやいや、チェックインするよりもまず直進。

 

この壁一面の窓側に吸い寄せられます。

 

「風景美術館」を謳うホテルですが、まさにその通り!!

窓の向こうには絶景が広がっています。

 

ビーフロアーは建物の2階に位置していて、1階はカフェになっているようです。

 

チェックインをして、部屋まで案内してもらい、荷物を置いたら早速「テラスラウンジ」でお茶をしましょう。

 

1階から2階のロビーを見上げると、こんな感じです。

 

スタッフさんオススメのフルーツタルトをいただきました。

 

フルーツたっぷりで、クリームが少なめのタルトです。

 

ケーキ類は、テイクアウトもできるようです。

 

「テラスラウンジ」を出た横のドアから、

 

外の芝生に出ることができます。

写真では奥行きが感じられませんが、かなり広大な芝生です。

朝はお散歩している方もたくさんいらっしゃいました。

 

芝生側から撮ったホテルの外観です。

 

1階には、お土産物のショップがありますし、

 

2階の玄関横には、セレクトショップが入っています。

 

とにかく景色が素晴らしいホテルで、

出かける前は、近くの久能山東照宮に行ってみようかなどと思っていましたが、

(オババの苦手な)ロープウェイに乗らなくてはいけないし、

ホテルに足を踏み入れた瞬間、家康さんは消えていました。

昼も夜も、ただただボ〜ッと景色を眺めて過ごしました。

 

そんなオババの気持ちに応えるかのように、

翌日には富士山も姿を現してくれました。

 

次回はお部屋の様子をお伝えします。

お部屋からの景色も素敵でしたよ。

 

東海地方に行ってきました

徳川家康をたどる静岡発の2泊3日のツアーに参加し、

日本平での前泊を加えた3泊4日で、

東海地方の静岡、岐阜、愛知に行ってきました。

 

オババは、人間形成に重要な幼少期をアメリカで過ごしましたので、

言語を含め、日本文化とアメリカ文化の間で、揺れ動きながら成長しました。

20代後半からは社会学系の学問に興味を持ち、人権問題をはじめ、西側の考え(の中でも先進的な考え)の中で生きてきましたが、

社会生活から引退し、残りの人生の生き方を考えた時に、もう少し日本を知ってから死にたいと思いました。

そこで着目したのが「神社」と「城郭」で、決して若い頃から興味があって、知識を蓄積してきたわけではありません。

 

今回はお城つながりで、「天下人と戦国時代の東海地方」という雑学観光ツアーに参加しましたが、

元々の知識がほとんどありませんし、大河ドラマ「どうする家康」も観ておらず、

戦や君主的権力者には嫌悪感を示すオババです。

遠い昔の学生時代に、山岡荘八の『徳川家康』は読んだことがありますが、

あの超長編を読んだ自分は凄かったナと思うだけで、内容は一切覚えていません。

 

そういうわけで、ツアー参加の3日間に関しては、周囲の方々の知識や関心の深さに圧倒され、

初日から、場違いなツアーに参加してしまったと感じながら過ごしました(笑

 

今回の旅行は、

 

まずは博多駅の「やま中」さんで、いつもの「かすみ寿司」を買い込み、

 

「のぞみ」で名古屋駅まで向かいました。

 

行きのお伴はこちらの本。

 

その後、「ひかり」に乗り換えて静岡駅に。



静岡駅前からホテルのシャトルバスに乗り、

 

日本平ホテル」で前泊しました。

駿河湾を見渡す絶景が楽しめるホテルで、

 

翌朝には富士山も姿を現してくれました。

ホテルの様子は、また後日お伝えしますね。

 

ツアーについても、これから少しずつ書いていこうと思っていますが、

参加者12名が、全国各地から静岡駅で集合し、

 

1日目は、家康が幼年期、壮年期、晩年の3回も過ごしたとされる駿府城と、

 

17年間在城したとされる浜松城を訪れ、

 

浜松駅前にドド〜ンと建つ45階建ての「オークラアクトシティH浜松」に宿泊。

 

2日目は、家康の故郷である岡崎の龍山寺

 

山東照宮、

 

幼少期に手習いに通い、

徳川歴代将軍の身長と同じ高さの位牌が安置された大樹寺を訪れ、

 

犬山城の麓にある「灯屋 迎帆楼」に宿泊しました。

 

3日目は、天下人となった関ヶ原

 

尾張徳川家の所蔵品を展示した「徳川美術館」を訪れ、

 

ツアーは名古屋駅で解散となります。

 

そのまま再び「のぞみ」で博多まで帰ってきました。

帰りの列車で読もうと、こういう本も持って行っていましたが、

単行本というのが災いして、キャリーに入れたまま宅配便で送ってしまい、

ホテルで少し読んだだけでした。

 

ツアー会社の個性いろいろ

次の旅行記を書く準備が整わないので、ツナギ記事をもう一つ。

今日はオババが利用したことのある3つのツアー会社について書いてみようと思います。

 

まずはグローバルユースビューローさん(会社名を出す許可を以前いただいています)

オババが気に入っている点は、宿泊先の部屋タイプの選択肢が非常に多いこと。

宿選びだけでなく部屋選びにも少々こだわりがあるオババには、非常に嬉しいポイントです。

たとえリストになくても、空室があれば希望の部屋を手配してもらえます。

 

また、「雑学(うんちく)観光」と称して、専門家が同行するツアーがあるのも魅力です。

専門家の方とはお食事も一緒ですので、雑談を交えながら、幅広いお話を伺えたりもできます。

観光先で、専門家の方の“虎の威”をお借りして、特別な経験をさせていただけることもあります。

 

ツアーコンダクターの社員率が非常に高く、ツアーの企画や事務も兼ねていらっしゃるからか、包括的で、きめ細やかな対応をしてくださるのも嬉しい点。

 

参加者は年齢高めで、ほとんどがリタイア組だと思います。

リピーター率はかなり高いようです。

参加者の名簿が配られたり、1つのテーブルを囲んで(コンダクターも一緒に)食事をしますので、"和気あいあい"といった感じの雰囲気です。

 

2つ目の会社は、先日初めて利用した三越伊勢丹ニッコウトラベルさん(前回会社名を出す許可をいただいています)

毎月、次から次に、実に多種多様なツアーを企画&販売しています。

パンフレットを眺めているだけで楽しく、オババは仕事をしていた頃から、ずいぶん妄想旅行をさせてもらいました。

 

ツアー数が多い分、添乗員さんが社員とはいかないようで、前回は専属の方でしたが、安心できる経験豊富な方でした。

 

なにぶんにもまだ1回しか参加していませんので、詳しいことは分かりませんが、

参加者は、やはりデパートの顧客が多そうな感じで、リピート率も高いそうです。

 

3つ目の会社は、許可をいただいていませんのでP社としておきますね。

こちらは会社として独立してから、まだ日が浅いのだそう。

HPもありませんし、ツアー数も少なく、電話をかけても応答がない時があったりで、

初めて参加した時は、大丈夫なのかと不安が伴いました。

でも、実際に参加してみると、もう完璧!!

 

一人ひとりの要望に、実に細やかに的確に対応してくださいます。

特にお食事のお店選びが素晴らしく、添乗員さんは、細やかなプロの気配りを個別にしてくださいます。

 

こちらもまだ2回しか参加していませんので、詳しい様子は分かりませんが、

参加者は、ご自分の世界を確立している方が多いように感じます。

 

以上、オババの偏見で好き勝手を書きました。