オババのトラベルジャーナル

社会生活からリタイアした有閑オババの隠居旅。ちょっと素敵なお宿に泊まって、のんびりお城や神社を巡ります。

【佐賀】武雄に誕生したスパのお宿「うらり武雄 Garden Terrace Spa Resorts」①

山口から戻ってすぐ、武雄温泉に行ってきました。

武雄温泉というと、オババが大好きな「御宿 竹林亭」がありますが、

今回は違いますよ〜。

昨年オープンした「うらり武雄 Garden Terrace Spa Resorts」です。

 

少し前に投稿した「嬉野 八十八」同様に、

西九州新幹線の開通に伴って開業したお宿です。

 

経営は、長崎に本社のある冠婚葬祭業の「メモリード」で、

長崎や福岡などの「ガーデンテラス」も同じ系列です。

 

車を駐車場に停めていると、スタッフさんが出てきてくださいました。

大きな暖簾をくぐり、

 

入口を入ると、

 

広々としたオシャレな玄関。

さらに扉を進んで、

 

大きなテーブルがある、これまた広々としたロビーに案内され、

 

お茶を淹れてくださいました。

 

フロントデスクもありますが、

ロビーのソフアに腰掛けたままでのチェックインです。

 

全19室のお宿とはいえ、

チェックイン時間帯はかなり混み合っていて、

部屋までの案内の順番待ちがありましたので、

その間、しっかり館内探検ができましたぁ。

 

この広いロビーは、

 

横のラウンジと繋がっています。

 

宿泊者が自由に利用できるラウンジは、

 

内容がかなり充実していて、

 

ビールサーバーをはじめ、

 

お酒の種類やグレードもなかなかで、

 

フィンガーフードも準備されていました。

でも忘れていました・・・

 

この類のラウンジは、

皆さん、部屋に荷物を置いたらすぐに寛ぎに来るのですよね。

いつもの調子で、夕食前の1杯のつもりで立ち寄ったら、

フード類は(おせんべい類も含めて)すべてなくなっていましたぁ〜。

 

・・・と、ラウンジには出遅れてしまいましたが、

 

こちらのお宿には、もう一つ "ウリ" の場所があるのですよ。

お宿の名前に「スパリゾート」と入っているように、

宿泊の誰もが水着で利用できるスパがあります。

 

皆さんがラウンジ優先などとはつゆ知らず、

「誰も来ないね」なんて相方さんと話しながら、

のんびり貸切で寛がせてもらいました。

 

スパを出た所には、アラ、こここにも。

(「嬉野 八十八」にもありましたが)

佐賀の竹下製菓ブラックモンブランがありましたよ。

 

館内には他にも、メディテーションルームや、

 

フィットネスルームもあって、自由に使うことができます。

 

今回はこの本を持って出かけました。

数多くの歌謡曲の作詞を手掛けている森浩美氏の短編集です。

【山口】別邸 音信 ④ :朝食とお宿の感想

朝食も夕食と同じ2階の「雲遊」でいただきました。

 

若い男性スタッフさんの案内で、

奥の(景色が見えない)"囲い" の席に導かれました

が、

男性スタッフさんもそれっきりで、

誰にも気づかれることなく、しばし時間が経過・・・。

 

放置感が半端なく、

外に出て女性スタッフさんに声をかけたところ、

すぐさま窓側の席を準備してくださり、

それ以降は、「音信」らしい接遇を受けることができました。

ウ〜ン・・・あの若い男性スタッフさんは何だったのでしょうか。。。

 

目覚めのドリンクはお野菜系だったと思いますが、

スープだったのかジュースだったのか・・ごめんなさい、覚えていません。

 

一つひとつが綺麗な器に盛られ、

美味しそうなお料理が並びます。

ネ、美味しそうでしょ。

 

2ヶ月も前のことで、

その間もいくつかお宿を訪れているもので、

 

お料理の細かな内容は覚えていませんが、

 

美味しくて完食したことは記憶に残っています。

 

締めのフルーツとコーヒーにも大満足でした。

 

最初の対応には???でしたが、

幸せな気分で食事を終えることができました。

 

《お宿の感想》

5年ぶりに訪れた長門温泉の「別邸 音信」でしたが、

今回も、設備、部屋、温泉、食事、接遇・・と、

すべてに満足できる滞在でした。

 

新幹線の駅からの交通の便が良くないため、

前回訪れた時は、再訪は難しいかなぁと思っていましたが、

岩国城の再訪(=スタンプゲット)を契機に、

足を伸ばして、本当に良かったと思います。

 

ちょっと行きづらい場所なだけに、

観光客でごった返すこともなく、

静かな滞在ができたのも嬉しかった点。

 

全18室にしては、もったいないくらいに贅沢な造りで、

気持ちの良い季節での訪問で、

何もかもが心を豊かにしてくれました。

 

本館である「大谷山荘」の施設を利用することも可能で、

相方さんは大浴場に行っていましたし、

山口のお土産物は何でも揃いそうなショップは、

オババも利用させてもらいました。

 

今回は、駅からのお宿のタクシープランを利用しましたが、

少し前から、福岡ー長門温泉の直通バスも運行されているようですので、

おひとりさまでの再々訪もあるかもしれません。

 

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オババの満足度 ⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎

 

[Aタイプ]源泉掛け流し客室露天風呂付和洋室角部屋(114m2)

夕・朝食付き

(2名で)134,200円ー3,355ポイント=130,845円

+往復10,000円×2回

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【山口】別邸 音信 ③ :「雲遊」の夕食

長門湯本温泉「別邸 音信」の夕食は、

2階にあるお食事処「雲遊」でいただきました。

 

それにしても、

どこもかしこも、ゆったりとした造りです。

 

広々としたオープンキッチンの前を通って、

 

窓側の半個室に案内されました。

 

天井も高く、

これで全18室だなんて、ホント贅沢です。

 

酒類の取り揃えも充実していて、

オババが好きなジュヴレ・シャンベルタンをお願いしました。

 

食前酒と先付を持ってきてくださいました。

 

5月でしたので、

蒸し鮑と胡麻豆腐のお料理に、

菖蒲の葉が添えられていました。

 

お椀は、

地元の仙崎でとれた蛸の真薯の清汁です。

 

配膳をしてくださるスタッフさんも、感じが良くて丁寧な方。

 

お造りは、

 

仙崎で水揚げされた "海のもの" と、

 

地元の畑で採れた "山のもの” 。

お野菜は、黄身酢で美味しくいただきました。

 

次に運ばれたのが、何かしら?と思わせる焼八寸。

こういう季節を感じさせる演出も嬉しいです。

 

こちらのお皿は、長萩和牛の炭火焼き。

 

そして葉っぱの蓋を開けると、

 

和食ならではの繊細なお料理たち。

 

ちまきかなぁと思って笹を開くと、

車海老のお寿司でした。

 

蓋物は、岩国のブランド蓮根を使った

蓮根もちの餡かけでした。

 

とらふぐの唐揚げもあり、

 

ご飯は、和牛ちりめんをかけて、

赤出汁と一緒にいただきます。

 

デザートは杏仁寄せ。

獺祭の甘酒を使っているそうです。

 

心地よい雰囲気の中、

美しい器に盛られた美味しいお料理が、

感じの良いスタッフさんによって丁寧に運ばれ、

美味しいワインと一緒にいただく・・・

オババにとっては完璧なお食事でした。

【山口】別邸 音信 ② :Aタイプの部屋

全18室の「別邸 音信」には、

69m2〜139m2までの7タイプの部屋があります。

 

今回宿泊したのは、Aタイプと言われる114m2の角部屋の和洋室で、

2階の部屋にアサインされました。

 

エレベーターを降りると、

廊下にも贅沢な空間が取られています。

 

部屋の扉を開け、

 

中に進むと、手前に和室、奥が洋室になっています。

 

和室と言ってもテーブルが置かれた洋スタイルですので、

和室が苦手なオババには嬉しい限りです。

 

テーブルの上には、ういろうがありました。

山口のういろうは、

わらびの粉に砂糖を加えて蒸してあり、

名古屋のういろうとはずいぶん食感が異なります。

 

和室の押し入れがクローゼットになっていて、

浴衣や部屋着をセットしてくれています。

浴衣は、男女それぞれ3サイズが入っていました。

 

押し入れの反対側に金庫その他があります。

 

リビングには、

二人掛けソフアとマッサージチェアが置かれています。

お庭側の角部屋なので、

前回宿泊したFタイプに比べると、

ずいぶん明るいお部屋になっています。

 

ドリンクスペースが独立していて、

 

使うのが楽しくなるカップル類が用意されています。

 

茶器も柄は違うけれども同じシリーズです。

ネッ、かわいいでしょ。

 

冷蔵庫の中は、ゼリーも含めて自由にいただくことができました。

と言っても、今回もお水しか飲んでいませんが。

 

このドリンクスペースと、

 

テレビで仕切るように

 

ベッドルームになっていて、

 

ベッドルームにもテレビがあります。

 

水回りは、

玄関から入って左側にあり、

 

洗面台側のクローゼットの中に、姿見もあります。

 

洗面台のボックスの中に、

 

アメニティ類が入っています。

 

これは男性用の化粧品ですね。

女性用はどうだったかしら・・・記憶にありません。

 

洗面台の奥にシャワー室があって、

 

オーガニック系のソープ類が備えられています。

 

さらに扉があって、

 

その先が、源泉掛け流しの露天風呂になっています。

 

一つひとつの造りがしっかりしていて、居心地の良いお部屋ですが、

フフフ・・・オババの一番のお気に入りはココですよ〜!!

 

Aタイプのお部屋は反対側にもありますが、

今回はエントランス側の角部屋になります。

 

テラスと言うよりは、

オープンエアーの一つのお部屋といった感じで、

 

5月中旬の気持ちの良い季節でしたので、

本を読んだり、

朝のコーヒーをいただいたり、

のんびりと、滞在時間を豊かにしてくれました。

 

【山口】長門湯本温泉「別邸 音信(おとずれ)」を再訪 ①

最近は、いろいろなお宿に宿泊する機会が増え、

お宿選びが旅の準備の大きな楽しみになっています。

 

もし今、オババが好きなお宿をリストアップするとしたら、

必ずベスト5に入るであろうというのが、今回宿泊した「別邸 音信」です。

 

コロナ前にツアーで2泊したことがあり、

その時の様子をすでにこのブログにも投稿していますので、

そちらも参考にしていただけると幸いです。

 

厚狭駅から長門湯本駅を結ぶJR美弥線は、

昨年の大雨で現在も不通となっていて、

お宿のタクシー送迎プラン(厚狭から片道1万円)を利用しました。

 

エントランスから水盤沿いに進んで、

 

茶室の「一峰庵」に案内されました。

 

手前に設けられたテーブル席で、

 

生菓子はあやめでしょうか・・・と、

 

萩焼の素敵なお茶碗で、お抹茶をいただきました。

 

その後、別邸の建物へと案内され、

こちらがお玄関。

 

玄関を入って左側にはバーがあり、

夕食前の時間帯には、

 

先ほどの水盤を眺めながら、

 

これらの飲み物を

フリーでいただくことができます。

 

バー側から玄関を見るとこうなっていて、

 

左手には萩焼を中心としたギャラリーや、


オシャレな品々を扱ったショップがあります。

山口県の特産品や銘菓などのお土産品は、

館内続きの「大谷山荘」のショップで購入できます。

 

ショップの奥にフロントカウンターがあり、

 

その背後が、中庭を眺めながら寛げるロビーになっています。

 

フロントの奥、客室エレベーターへ向かう途中には、

ライブラリーがあり、

客室に本を持って上がることもできます。

 

一角には、ワーキングスペースと思われるものもありましたよ。

 

館内はこんなふうになっていて、

 

ショップの裏の廊下を進んだところに、

 

大浴場があります。

 

全18室のお宿にはもったいないくらいのスペースが取られていて、

 

設備も充実しています。

 

客室が少ないうえに、

全室に源泉掛け流しの露天風呂がついているからでしょうね、

どなたもいらっしゃらなくて、

 

普段大浴場を利用しないオババも、

この広〜いお風呂を

貸切状態で入浴させてもらいました。

大浴場は循環濾過だそうですが、

とっても気持ちが良かったです。

 

こちらが大浴場の露天風呂です。

 

大浴場から階段を上がった2階には、ジムがありました。

 

普通に2階の廊下からも行くことができますよ。

 

「別邸 音信」の宿泊客は、

「大谷山荘」の大浴場を利用することもできます。

 

ちなみに、大谷山荘へは、

1階と2階で繋がっています。

 

どこを見ても行き届いていて、

 

ホンマモノのお宿です。

 

次回はお部屋についてお伝えします。

日本100名城「岩国城」と「錦帯橋」

山口旅行の初日に、

博多からまっすぐ岩国に行き、

岩国城」と「錦帯橋」を訪れました。

 

5年ほど前に来た時は、

100名城スタンプを集め始める前でしたので、

今回は、スタンプをゲットするのが大きな目的です・・・が、

 

錦川から岩国城周辺というのは本当に美しく、

(前回写した写真です)

錦帯橋も含めて、もう一度来たかった場所なのです。

 

ただ、この日は非常に風が強く、

山頂にある天守までのロープウェイがストップしていました。

ですので今回は、

山の麓の居館(大土居)があった場所を中心に散策しました。

 

岩国城は、関ヶ原の後に移封した吉川広家によって、1608年に築城されました。

横山の山頂に四重六層の天守が築かれ、

 

山の麓に、居館である大土居が置かれました。

 

ところが、完成からわずか7年後に、一国一城令が出されます。

天守は破却され、大土居は陣屋として存続することになりました。

 

現在の天守は、1962年に再建されたものですが、

実は、本来の天守台はもう少し奥にあったのです。

(前回の写真です)

 

再建する時に、下からも見えた方が良いよねということで、

50m手前に移動して建てられました。

その結果、

今ではこうして下からも眺められるようになりました。

 

一応、前回写したお城の写真も載せておきますね。

3階よりも4階が、5階よりも6階が大きく、

「南蛮造」と呼ばれる変わった造りになっています。

 

これも前回の写真ですが、

天守から見下ろした錦川と錦帯橋です。

 

さて、麓の居館(大土居)ですが、

 

廃藩置県で建物は解体され、

現在は公園として整備されています。

 

歴代の領主を祀る「吉香神社」。

 

明治になって、当時の櫓に似せて造られた「錦雲閣」。

吉香神社の絵馬堂として建てられました。

 

これは「岩国徴古館」。

戦時中に建てられた博物館で、

 

内部は岩国市の歴史資料館になっています。

 

岩国城を築城した吉川広家像。

山頂の天守が一緒に写せるようになっています。

 

山口県文化財になっている「香川家長屋門」。

錦川の内側には、上級武士の屋敷がありました。

 

錦帯橋の架橋に貢献した3代領主吉川広嘉像。

 

錦川に架けられた橋は、洪水で何度も流失を繰り返し、

流れない橋造りが模索されていました。

そんな時、広嘉の持病の治療に呼ばれた明の帰化僧を通じて、

西湖の5つの島にかかるアーチ橋を知り、

5連のアーチ橋が造られることになったそうです。

 

現在の橋は、橋桁基礎にコンクリートを用い、

昭和28年に建設されたとのこと。

 

本当に美しい橋です。

 

今回はロープウェイが止まっていたため、

100名城スタンプは、ロープウェイの山麓駅に置かれていました。

 

御城印は、岩国徴古館の事務所で購入しました。

 

【山口】下関温泉 風の海 ④ : 朝食とお宿の感想

朝食も夕食と同じレストラン「漣」でいただきます。

 

朝は窓側の席で海を眺めながらいただきたかったのですが、

やはり窓側は、ツアーの団体さんが占めていらっしゃって、

夕食と同じ奥の個室に案内されました。

 

まぁ、静かに食事ができるようにとのご配慮でしょうし、

個室でも一番端で、少しだけ中庭が見えたのが救いです。

 

朝食は、あらかじめセットされた重箱の中に、

サラダをはじめ、

 

お刺身や

 

ひとくち麺などが盛り付けられていて、

 

着席後に、

焼き魚やだし巻き卵と、

 

ご飯やお味噌汁を持ってきてくださって、

華やかな食卓になりました。

 

デザートに、

美味しいコーヒーもありました。

 

《お宿の感想》

湯田温泉の「古稀庵」の系列のホテルが、

関門海峡の海沿いに新しくできたと聞いて以来、

一度宿泊してみたいと思っていたホテルです。

 

施設自体はシンプルで、

相方さんの言葉によると "ビジネスホテル" 的ではあるのですが、

新しいホテルなだけに、気持ちよく滞在できましたし、

オーシャンフロントという立地が最高に良かったです。

 

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オババの満足度 ⭐︎⭐︎⭐︎

 

スタンダードツイン(42m2+バルコニー6.62m2)

夕・朝食付きプラン

(2名で)68,200円ー3,410ポイントー1,897(手持ちポイント)=62,893円

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