朝食は、「あずさ庵」での和朝食か、「ダイニング」での洋朝食を選ぶことができ、
こういうクラッシックな趣があるホテルでは、オババ1人だったら連日洋朝食を選択していたと思うのですが、
相方さんが和朝食も食べたいと言うものですから、
1泊目は和朝食、2泊目は洋朝食をいただくことにしました。
和朝食は数が限られているとかで、添乗員さんが事前にホテルに電話をして、予約を入れてくださいました。
1泊目の和朝食は「あずさ庵」で。
ホテルの和食っぽいお料理が並んだお膳です。
焼き魚は鮭の塩焼き。
ご飯はお粥か普通のご飯を選択することができ、お粥を選択しました。
お粥には山芋の細切りと海苔の佃煮ですが、
ご飯だと、山芋のすりおろしと焼き海苔がついてくるようです。
2泊目は「ダイニング」で洋朝食をいただきました。
ウ〜ン、やっぱりこのメインダイニングのクラシックぽさはたまりません!!
朝食であっても、1組ごとに、クロスを交換していましたよ。
献立は、コンチネンタルブレックファーストが基本ですが、
フレンチトーストも選択できるようです。
ジュースは数種類あって、この時もトマトジュース。
そして、このようなホテルでは絶対これ!オムレツです。
お塩だけでいただくことも多いのですが、ソースが美味しそうだったのでかけてみました。
食べ応えがあるベーコンです。
パンは見るだけ。
最初にお断りするのを忘れて、フードロスをしてしまいました。
デザートはヨーグルトです。
もちろん着席早々にコーヒーをお願いして、しっかりおかわりもしました。
和食も美味しかったのですが、オムレツとコーヒー、何よりもクラシックなお店の雰囲気が素敵ということで、オババにとっては洋食の勝ち!!
以前から一度は行ってみたいと思っていた「上高地帝国ホテル」に、今回ようやくご縁がありました。
しかも開業90周年という記念の年に。
バストイレ一体型だとか、広さが37m2だとか、都会のホテルであれば少々気になっていたかもしれませんが、
上高地の大自然を背景にすると、一切気にならなかったので不思議です。
上質なものを丁寧に維持していく姿勢は、クラシックホテル好きのオババにはトキメキしか感じられませんでした。
スタッフさんにも好感が持てました。
若い頃には、帝国ホテルの企業理念や人材育成に関する本をかなり読みましたが、
世の中の働き方が変わり、人手不足が問題となっている今でも、
日本ならではの「おもてなし」の心が受け継がれていることを感じました。
九州から上高地まで再び訪れる機会があるかは分かりませんが、
何泊でも連泊したくなるような、心地良い滞在ができました。