オババのトラベルジャーナル

社会生活からリタイアした有閑オババの隠居旅。ちょっと素敵なお宿に泊まって、のんびりお城や神社を巡ります。

【秋田】角館山荘 侘桜 ② 「ダイニング付和洋室」の部屋(その1)

今回参加したツアーでは、宿泊するお部屋のグレードによって、2つのお値段設定がなされていました。

ただでさえ、一人参加は、かなりの割高なのに、

以前見た雑誌で紹介されていた「ダイニング付和洋室」にどうしても泊まってみたくて、

へへへ・・・贅沢をしてしまいましたぁ〜。

 

「角館山荘 侘桜」には、このように10室の客室があります。

母屋から一番近い棟の「直武」と「曙山」の2部屋がダイニング付和洋室で、

 

「直武」のお部屋にアサインされました。

ドアには、山桜の樹皮を使った樺細工がほどこされています。

「直武」は、江戸中期の画家でもあり、秋田藩士でもあった小田野直武のことで、

直武は、『解体新書』の附図を描いたことでも有名です。

この部屋は、”(小田野直武が)約250年前に夢見た西洋を内装に取り入れました”とのことです。

 

玄関を上がると、正面(写真の右)と左手(写真の正面)に襖戸があります。

(写真左はトイレット)

 

正面の襖戸を開けると、

落ち着いた雰囲気のダイニングルームが現れました。

 

クラシック感のあるシャンデリア。

直武が夢見た西洋をイメージしてなのでしょうね。

 

飾り台の上には生のお花が活けられ、嬉しいわ!と喜んで、

ふと横のランプに目を向けると、

 

ええっ!?これも直武さんのイメージなの??(かどうかは分かりませんが)

ちょっと怖くはないですか?

 

壁にはドリンクカウンターが設けられていて、

 

ズラ〜ッと並んだグラス類の中には桜の柄が入ったものもあったりで、

どのグラスも綺麗に磨かれています。

 

カップ類は引き出しの中に入っていました。

 

カウンターの上には、樺細工の美しい茶箱があり、

 

中はこのとおり。

写真の左下にあるのは、桜の形をした「もろこし」です。

ご存じ小豆粉で作られた秋田の銘菓です。

2〜3個をバッグに入れて、翌日バスの中で食べたらとっても美味しいの!!

ショップで買わなかったのが悔やまれました。

 

冷蔵庫の中には、生もろこしを入れてくださっていました。

 

お部屋にダイニングが付いている「直武」と「曙山」の2部屋では、

夕食も朝食も部屋食になります。

フフッ・・・この空間で”おひとりさま”で部屋食だなんて、ホント贅沢でしょ。

 

で、先ほどの玄関を入って左手にある襖の先が和室になっています。

和室を使わないオババにはもったいない空間です。

 

小田野直武は、牡丹図を得意としていたようで、床の間も画も直武のイメージを大切にしていますね。

 

和室の照明はシンプルですが、

 

柱もこちらのランプも樺細工です。

 

ダイニングからも和室からもつながっている窓側が、リビングエリアになっています。

 

こちらの椅子は桜柄です。

小田野直武のイメージも素敵ですが、

樺細工を含め、いたるところにある桜に、ときめきを感じたオババです。

 

今回はちょっと気合が入って長くなりましたので、

続きのお風呂の様子などは、次回お伝えしたいと思います。