オババのトラベルジャーナル

社会生活からリタイアした有閑オババの隠居旅。ちょっと素敵なお宿に泊まって、のんびりお城や神社を巡ります。

【秋田】角館山荘 侘桜 ④ 夕食

「角館山荘 侘桜」には、食事処の「侘桜ダイニング」があります。

 

全10室に対して、半個室が8室準備されているそうです。

で、「直武」と「曙山」の2部屋は、部屋食になります。

せっかくお部屋に、素敵なダイニングがあるのですものね。

 

侘桜のお料理は、南麻布「分とく山」の総料理長さんが企画演出していらっしゃるのですって。

なんと700種類ものレパートリーの中から、秋田の旬の食材を組み合わせて献立を作っているのだそう。

美味しくないはずがないですよね。

 

まず「座附」として運ばれたのが、橙の器に入ったお料理。

 

焼鯵を昆布締めにしたものをしめじや菊花などでサッパリと和えたものです。

美味しいお料理というのは、個々の食材が複雑に絡み合って、味に深みがあるのですよね。

一口で”ホンマもの”を感じるお味です。

 

「前菜」として一皿に盛られて出されましたが、

手の込んだお料理が盛りだくさん。

 

八郎潟白魚黄身醤油掛け」

点々の目が若干不気味ですが、とっても美味。

 

次は貝柱と筋子を使った小鉢で、とんぶりがのっています。

 

甘海老と湯葉を使ったお料理に生雲丹と生山葵。

すべての食材がオババの好物ということもあり、絶品でした。

 

お庭から集めてきたかのような葉っぱの下には、

 

揚げ銀杏や焼き栗といった季節を感じるもの。

 

そして生海月と百合根を梅肉で和えたもの。

メインがいらないくらの小鉢が揃った前菜でした。

 

お造りは鮃と鮪と湯葉蒟蒻です。

 

メインは朴葉に盛られた秋田牛。

 

さらにお鍋がセットされ、

 

本場秋田のきりたんぽ鍋をいただきました。

 

きりたんぽで十分で、ご飯はお断りしようと思いましたが、

あきたこまちの新米だと聞いて、やっぱりいただきました。

 

せいろで蒸したご飯だそうで、

 

花鰹や

 

味噌をつけていただきました。

これまた贅沢なお味でした。

 

デザートは黒胡麻プリンに柿や梨、ぶどう。

 

どのお料理も、お腹に染み渡る美味しさでした。

ごちそうさまでした。