2泊目のお宿をどうしよう・・・と思いながら検索していると、
志賀直哉が『城崎にて』を執筆した「城崎温泉 三木屋」で、ベッドのあるお部屋に空きがあるのを発見!
前回の奈良旅行で訪れた「志賀直哉旧居」とのご縁を感じて、即ポチしました。
昨年11月にリニューアルされたばかりの「特別室22号」というお部屋です。
“特別室”だからでしょうか、廊下から少し奥まって入口があります。
入って玄関を振り返るとこんな感じです。
手前にゆったりサイズのベッドルーム。
その隣が10畳の和室になっています。
立派な室礼の和室です。
ところが、腰の手術をしている相方さんに、膝に不安を抱えるオババです。
一度も畳に座ることなく、立派な和室も、洗面台に行く時に、端っこをちょこっと通るだけの存在になってしまいました。
和室の縁側にはロッキングチェアが置かれていて、
こちらは、朝早く目覚めた相方さんが使っていたようです。
そういうわけで、二人とも、ほとんどの時間をベッドルームで過ごしました。
相方さんが、テレビを見れる手前の椅子を独占。
テレビは引き戸の奥に隠れています。
オババは、お庭を眺められる縁側の椅子で、
志賀直哉の『暗夜行路』にも描かれている300坪のお庭の緑を満喫しました。
ベッドルームから和室の端をチョコチョコッと横切った先のこの奥に、
クローゼットがあり、
お出かけかごもあります。
ドリンクバーもありますが、
お部屋にコーヒーの準備はなく、ラウンジのコーヒーマシーンでいただくようになっています。
冷蔵庫の中はフリーでいただけます。
洗面台はダブルベイスン。
ソープ類や化粧水は据え置きタイプです。
バスタオルとフェイスタオルは、大浴場を含めて一人1枚ずつなので、壁に取り付けられた乾燥機で乾かして使います。
奥にシャワーとヒバ風呂があります。
何度も書いていますが、城崎温泉では、温泉資源保護のため、部屋風呂には温泉を使っていませんので、温泉ではありません。
反対側にはスチームサウナもあるようです。
この「特別室22号室」は、広さが106m2あり、三木屋さんで一番広いお部屋だそうです。
高松宮殿下もお泊まりになったお部屋です。
リノベーションされてまだ半年ほどしか経っていないこともあり、気持ちよく使うことができました。
ただ、オババたちとの生活スタイルとは異なる点も多く、十分活用できなかったのが残念です。
それと、ベッドルームが一段下がった場所にあり、
このちょっとした段差が、オババはオットット〜!とコケそうになりましたし、
和室の低めの鴨居との目の錯覚も生むようで、
身長185cmの相方さんは、3回も頭をゴッツンしていました。
ベッドのあるお部屋は、このお部屋のほかに、8畳の和室にベッドルームがついた和洋室というのがあり、オババたちにはそちらで十分だったかなぁ・・というのが感想です。