今回の旅では、「霧島神宮」「宮崎神宮」「鵜戸神宮」という3つの“神宮”を参拝しました。
今回は、天孫降臨から豊玉姫命と山幸彦を中心に、初代天皇の神武天皇までを巡る旅です。
もう一度、この略図をアップしておきますね。
そもそも、“神宮”という社号は、天皇家やその祖先神、天皇家と縁のある神器や神を祀っている神社につけられますので、今回参拝した神社に、3つもの“神宮”が含まれたというわけです。
わざわざオババが説明をしなくても、そんなの常識!と思う方も多いとは思いますが、
“天孫降臨”の“天孫”とは、天照大御神の孫である瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)のことです。
正式なお名前は、天饒石国饒石天津日高彦火瓊瓊杵尊(アメニギシクニニギシアマツヒダカヒコホノニニギノミコト)とおっしゃいます。
長い名前ランキングに出てきそうなお名前ですが、「太陽の恵みを受けて稲穂がにぎにぎしく豊かに実る」という意味なのだそう。
で、その瓊瓊杵尊が、神々の世界から降臨なさった場所というのが、昨年訪れた高千穂町であるという説と、高千穂峰(=霧島山)であるという説があるのです。
ということで、昨年の「高千穂神社」に続いて、今年は「霧島神宮」を参拝しました。
「霧島神宮」の御祭神は、もちろん、天饒石国饒石天津日高彦火瓊瓊杵尊です。
フ〜、本当に舌を噛みそうな長いお名前ですワ。
元々は、瓊瓊杵尊が降臨なさったとされる霧島山中に社殿があったそうですが、
噴火によって何度も消失し、
今から300年ほど前に、薩摩藩主の島津吉貴によって、現在の社殿が建てられたそうです。
三の鳥居の側にある「さざれ石」。
境内にあるこちらの木が、パワースポットとして話題になっているそうですよ。
というのも、
幹にあるコブのような部分をアップしてみますね・・・
ネッ、小さな神様がいらっしゃるでしょ。
・・・というのは余談ですが、
島津吉貴によって造営された本殿・幣殿・拝殿は、昨年、国宝に指定されていて、
残念ながら内部は見ることができませんでしたが、
この勅使殿からも分かるように、
「西の日光」と言われるくらい、内側の装飾も非常に豪華なものだそうです。
なんとか垣間見ることはできないかと、横から覗き込んでみると、
残念ながら、装飾はわかりませんでしたが、
朱塗りの登廊下を見ることができました。
この登廊下でお分かりのように、勅使殿から拝殿、本殿と、順に高い位置に建てられているため、
正面から見ると、屋根の重なりがとても美しいです。
御朱印を頂戴しました。
書的にも美しい御朱印です。