昨年春は、宗像大社に始まり、天岩戸神社、天安河原宮、槵觸神社、高千穂神社・・と、天照大御神や天孫降臨の神話を巡る高千穂の旅に出かけました。
そして今年1月には、その続きとして、天孫降臨から山幸彦を中心に、霧島神宮、豊玉姫神社、青島神社、鵜戸神宮、宮崎神宮・・と、カムヤマトイワレヒコノミコト(=神武天皇)の誕生までを巡る日向の旅に出かけました。
1月の旅行記の最後は、後に初代天皇となられたカムヤマトイワレヒコノミコトとご両親を祀る「宮崎神宮」についてで、
宮崎の日向でご誕生になったカムヤマトイワレヒコノミコトが日本を治めるために、古代舟「おきよ丸」で美々津から東に向かって出航したことも書きました。
『日本書紀』によると、東遷したカムヤマトイワレヒコノミコトは橿原で都を開き、西暦でいうところの紀元前660年2月11日に、初代天皇に即位したそうです。
ですので、2月11日が「建国記念の日」に制定されたのですよね。
神武天皇が、畝傍(うねび)山の麓に開いたとされる橿原(かしはら)宮の跡地に、明治天皇の勅令によって創建されたのが、この「橿原神宮」なのです。
神武天皇が実在した人物なのかどうかは確かではないようですが、
ここで神話の世界の神様が、天皇に即位なさって、日本国が始まったということです。
ということで、昨年からの神社を巡る旅の締めくくりとしても、「橿原神宮」にはどうしても行っておきたかったのです。
近鉄奈良駅から大和西大寺駅で乗り換え、橿原神宮前駅に到着しました。
静かな街をのんびり歩くと、第一鳥居が見えてきました。
砂利道に足を取られながらまっすぐ伸びる表参道を進みます。
第二鳥居です。
その先に大きな大きな南神門。
第一鳥居からこの南神門までは300mだそうですが、砂利が深くてそれ以上に感じました。
南神門の前には、美しい風景の深田池があります。
橋までの半周を散策できるようですが、お池の景色を眺めただけで、反対側に戻って南神門をくぐります。
ウワ〜、とにかく広大!!
奥の山が畝傍山ですね。
外拝殿です。
外拝殿の横には、美智子様の歌碑や、
さざれ石があります。
外拝殿からの参拝になりますが、内拝殿や
内拝殿の上から幣殿の千木が見えます。
菊の御紋が半分ほど見えていますね。
畝傍山を背景に、広大な敷地といい、一つ一つの立派な社殿といい、宮跡の威厳を感じる境内です。
御朱印を頂戴しました。
境内を出て、宝物館に併設されたカフェで、軽くランチをして帰路につきました。