昔から、“困った時の神頼み”ではないですが、何か困ったことや悩み事があると、自然と神社に足が向いていました。
とは言っても、宗教的な信仰よりも、
緑に囲まれた境内を歩き、神様に向かって手を合わせることで、自分と向き合っていたのだと思います。
オババが、本当に神社に興味を持ち始めたのはつい最近のこと。
2〜3年前に、姉と京都に行った時、姉が御朱印帳を持っていたのです。
その頃のオババの旅行は、煩雑な日常から逃れて、ひたすらホテルでのんびりするというスタイル。
大量に流れ込む大陸からの観光客に、ちょっとイライラもしていました。
神社巡りを取り入れることで、変わりゆくホテルの環境にも寛容になれそうな気がしたのです。
はいはい、実に単純な動機ですぅ。
本来、無宗教者のオババ。
最終的には、天国や極楽よりも、自然の中に消えていきたいなどと思っています。
神道には、経典や教えもなければ、開祖者もいません。
山の神や海の神をはじめ、木や岩や滝・・・と、自然のあらゆるものに神様の存在を認めてきました。
実に面白いではありませんか!!
・・と興味を持ち始めた直後に、コロナ禍で身動きが取れなくなり、オババ自身の生活環境も変わりました。
これは神様が勉強をしなさいということだと思い、ネットや本を開き始めました。
これは、一番最初に買った本。
まず神様のことを知らなくちゃと思って、一番分かりやすそうな本を購入しました。
「国産み」から「天孫降臨」までを初心者でも理解できるように書かれています。
次に、どういう神社を訪れようかと思って購入したのがこの2冊です。
いろいろな専門家が、それぞれ異なる視点で厳選した神社100選です。
神社検定の本も読み始めました。
神社のしきたりから、社殿の造り、主だった神社のことなど、神社の基本が分かるのが『神社のいろは』。
『日本書紀』を読み解くのがこちら。
こちらは『古事記』を読み解く本。
『日本書紀』と『古事記』の2冊は、まだ馴染みがあるのですが、
これは『古語捨遺』を読み解くもの。
はい、これはもう読むのが苦痛になりましたぁ。
神社本庁が監修している「神社検定」用のテキストは、この他にもたくさん出ていますが、オババには、既にこの3冊でギブアップ。
これからは、知識そこそこに、境内散策をのんびり楽しみたいと思っています。
境内に、海外旅行客がなだれ込まないことを祈りつつ。