熊野古道や記紀神話の専門家が同行するツアーに参加して、鹿児島から宮崎(日向)の神社を巡って来ました。
昨年のこのブログを始めた頃、天孫降臨の地、高千穂を中心とした神社巡りの旅をしましたが、その続編とでもいいましょうか・・・。
記紀神話というと、「なんのこっちゃ分からない」という方も多いかもしれませんね。
オババも、神社に興味を持つまでは、神社の御祭神を見ても、“ふ〜ん”くらいにしか思っていませんでした。
そもそも日本の神様のお名前は舌を噛みそうなくらい難しいですし、
同じ神様でも、たくさんお名前をお持ちであったりと複雑です。
今回の旅行で訪れた「西都原古墳群」の博物館に、とっても分かりやすい簡略系図がありましたので、写真を載せておきます。
国うみの神様、「イザナキノミコト」と「イザナミノミコト」はご存知ですよね。
お二人のお子さんに、天の岩戸にお隠れになられた「アマテラスオオミカミ」がいらっしゃって、
「アマテラスオオミカミ」のお孫さんに、天孫降臨の「ニニギノミコト」がいらっしゃいます。
「山幸彦」と「海幸彦」のお話はご存知でしょうか?
このお二人は、「ニニギノミコト」のお子さんであって、
「山幸彦」と「トヨタマヒメ」のお孫さんが、初代天皇の「神武天皇」ということです。
・・・というのが、今回の旅行に関連する神々です。
今回は、東京発着のツアーに、鹿児島の「仙巌園」で合流させてもらって、3泊4日のツアーに参加したのち、南宮崎駅で離団しました。
一説では天孫降臨の地とも言われ、「ニニギノミコト」が主祭神の「霧島神宮」、
南郷駅からは、JR九州の観光列車「特急 海幸山幸」に乗車しました。
「特急 海幸山幸」は、観光列車といえばこの方と言われる水戸岡鋭治氏のデザイン。
“いかにも”というデザインですよね。
海幸と
山幸の2両編成で、
元々は高千穂鉄道のトロッコ車を改装したものだそうで、「木のおもちゃのようなリゾート列車」をコンセプトにしているとのこと。
外装には、飫肥杉が使用されているそうです。
いろいろと個人対応をしていただけるツアーなので、オババは南宮崎駅で下車して離団。
参加者12名のツアーでしたが、ツアーの行程どおりに移動される方もいらっしゃいましたし、宮崎で延泊なさる方、鹿児島で延泊なさる方、湯布院まで足を伸ばされる方・・・とそれぞれ。
このようにツアーをベースに、それぞれがしたいことを足したり引いたりして、ツアーと個人旅行の“良いとこ取り”というのもアリですね。