オババのトラベルジャーナル

社会生活からリタイアした有閑オババの隠居旅。ちょっと素敵なお宿に泊まって、のんびりお城や神社を巡ります。

なんだかなぁ・・・の気分

季節も良くなり、コロナもひと段落しているし(海外では再び感染が拡大し始めているようですが)、さぁ動き始めるぞ!とプランを立てていたところに、政府のバラマキ政策や、入国制限大幅緩和(ほとんど撤廃)が重なり、予想以上の人の動きに、かなりビビっているオババです。

 

旅行業界の支援に、バラマキ政策しか思いつかないことには、以前から疑問に思っていたところではありますが、何もしなくても人が動くこの時期に、何もわざわざ内からと外からのダブルの人寄せを追加しなくても良かったのではないかと思うのです。

 

お宿側にとっても、人の動きがピタッと止まったこの2〜3年の間の支援は少なく、人員を削減したり、規模を縮小したりで、なんとか生き延びてきたところに、いきなりドドッと通常以上の利用客を送り込まれてもね。

 

時間をかけて独自の接遇体制を築き上げてきたところほど、自分たちの“おもてなし”の形を変えて、数をこなさなければならない状況に、どれだけ悔しい思いをしていることか。

 

急激に増える利用客に対応するため、急遽、“とりあえず作業をこなす人”を確保しなくてはならず、これまで客に集中していた神経を、新たなスタッフの監督にも費やすことになります。

十分に指導をしていないスタッフが、本来のおもてなしを維持できるはずもありませんし、一度作業になってしまった接客が、本来のおもてなしに戻ることはほぼ不可能。

(感染対策が疎かになるのも怖いですワ)

 

政府のバラマキが永遠に続くのであれば、お宿側もそれなりの対応ができるかもしれませんが、地域によっては1日で完売するほどの一時的なバラマキですからね。

束の間の収入のために、長年かけて築き上げたものが壊され、その時だけの利用客からは、口コミに「大したことなかった」なんて書かれて、一体どうしてくれるの!とならなければ良いのですが。

 

腹黒いオババは思うのですよね。

わざわざこういう行楽のシーズンに合わせて内も外も解禁にして、「どうだ、自分達のお陰で活気が出ただろう」と言わせるのが政府の目論みかしらってね。

自分達が、日本のおもてなし文化を壊していることには目を向けずにね。

 

京都のホテルの旅行記を書いている中で、連日の旅行支援のニュースに、なんだかなぁ・・・という気分になっています。

 

半年ほど前に旅行ブログを立ち上げたものの、旅行の仕方や、ブログの書き方に、いろいろ思い悩んでいます。

 

ちょうどネタ切れが続いていることですし、次の旅行までは、1日おきくらいののんびりペースで更新して、次の旅行に出かけたら、何か気持ちが開けることを期待しています。