オババのトラベルジャーナル

社会生活からリタイアした有閑オババの隠居旅。ちょっと素敵なお宿に泊まって、のんびりお城や神社を巡ります。

沖縄県「百名伽藍」④朝食と雑記

朝食も、海を眺めながらいただきました。

搾りたてのフレッシュジュースをいただき、

 

これも和琉食というのかしら・・・・

沖縄テイストが加わった和食風の朝食。

 

デザートは、フルーツとヨーグルトでした。

 

もし、「もう飛行機には乗らない!」という禁を破って、もう一度沖縄に行くことがあれば、間違いなくお宿は「百名伽藍」を選ぶと思います。

今度は連泊でね。

 

「百名伽藍」は、(株)JCCという、沖縄の外食産業からスタートした会社が経営していますが、

その理念が、「沖縄文化を広く、深く、正しく全世界に向けて発信する」なのだそうです。

 

「百名伽藍」を開業するにあたっては、海外のホテルをモデルにするのではなく、徹底的に沖縄文化を学び、神社仏閣を参考にしたのだとか。

 

ねっ、確かにそれが感じられるお宿だと思いませんか?

 

琉球創世神話では、百名は、神様が降り立った聖地なのだそうです。

ガジュマルが生い茂った中庭にしても、

 

琉球石灰岩の洞窟の石仏(写真中央上部)にしても

沖縄を大切にしているなぁ・・・って伝わりますよね。

 

それから、「百名伽藍」の接遇方針にも惹かれます。

マニュアルがなく、スタッフに、“あなたの良心に従った判断基準で”ということを徹底しているのですって。

 

イヤ〜、これを実践しているというのはスゴイことです!!

 

スタッフの一人ひとりが、自分の良心に従って、自分で判断して行動できる・・・というのは、すべての経営者が理想としているところではないでしょうか。

ただ、そこに到達するまでの人材育成が大変なのですよね。

 

判断をするには、まず自分で、情報をキャッチできなくてはいけないわけで、

情報をキャッチするアンテナは、常に磨いていないと感度が落ちるし、そもそもアンテナが寝ている人が多いのが現実。

 

それに、目標地点も認識できていないと、“良心”だけでは、とんでもない失敗に結びつくことだってあります。

 

働く側にとったら、同じお給料をもらうのであれば、マニュアルを覚えて“作業”をしていた方が断然に楽ですし、実際、そういう働き方しか知らない人も多いです。

 

経営側が、スタッフのとんでもない失敗にもグッと我慢しつつ、スタッフに自分で考えることを学ばせようとしても、「全然やり方を教えてくれない」なんて不満が出ることもザラですしね。

 

・・・と、百名伽藍の接遇方針の話から、ずいぶん脱線をしてしまいましたが、

そういう諸々を乗り越えて、イキイキと目を輝かせて働くスタッフさんに出会うのが、オババのホテルステイの楽しみの一つでもあります。