朝食も、海を眺めながらいただきました。
搾りたてのフレッシュジュースをいただき、
これも和琉食というのかしら・・・・
沖縄テイストが加わった和食風の朝食。
デザートは、フルーツとヨーグルトでした。
もし、「もう飛行機には乗らない!」という禁を破って、もう一度沖縄に行くことがあれば、間違いなくお宿は「百名伽藍」を選ぶと思います。
今度は連泊でね。
「百名伽藍」は、(株)JCCという、沖縄の外食産業からスタートした会社が経営していますが、
その理念が、「沖縄文化を広く、深く、正しく全世界に向けて発信する」なのだそうです。
「百名伽藍」を開業するにあたっては、海外のホテルをモデルにするのではなく、徹底的に沖縄文化を学び、神社仏閣を参考にしたのだとか。
ねっ、確かにそれが感じられるお宿だと思いませんか?
琉球創世神話では、百名は、神様が降り立った聖地なのだそうです。
ガジュマルが生い茂った中庭にしても、
沖縄を大切にしているなぁ・・・って伝わりますよね。
それから、「百名伽藍」の接遇方針にも惹かれます。
マニュアルがなく、スタッフに、“あなたの良心に従った判断基準で”ということを徹底しているのですって。
イヤ〜、これを実践しているというのはスゴイことです!!
スタッフの一人ひとりが、自分の良心に従って、自分で判断して行動できる・・・というのは、すべての経営者が理想としているところではないでしょうか。
ただ、そこに到達するまでの人材育成が大変なのですよね。
判断をするには、まず自分で、情報をキャッチできなくてはいけないわけで、
情報をキャッチするアンテナは、常に磨いていないと感度が落ちるし、そもそもアンテナが寝ている人が多いのが現実。
それに、目標地点も認識できていないと、“良心”だけでは、とんでもない失敗に結びつくことだってあります。
働く側にとったら、同じお給料をもらうのであれば、マニュアルを覚えて“作業”をしていた方が断然に楽ですし、実際、そういう働き方しか知らない人も多いです。
経営側が、スタッフのとんでもない失敗にもグッと我慢しつつ、スタッフに自分で考えることを学ばせようとしても、「全然やり方を教えてくれない」なんて不満が出ることもザラですしね。
・・・と、百名伽藍の接遇方針の話から、ずいぶん脱線をしてしまいましたが、
そういう諸々を乗り越えて、イキイキと目を輝かせて働くスタッフさんに出会うのが、オババのホテルステイの楽しみの一つでもあります。