「別邸 朧月夜」のお食事は、1階の「料亭 二十三夜」でいただきます。
(二十三夜だなんてなんて風流なの!!)
着物姿の若いスタッフさんが2〜3人、両手をついて出迎えてくださいました。
でもね、聞こえてしまったのですよねぇ・・・。
この写真を撮っている時に、「来たぁ!」という声を(笑
それからバタバタと勢揃いして、ハンナリと両手をつい出迎えてくださったというわけ。
案内されたのは、ゆったりした個室で、ここにも季節を感じる室礼が。
お料理は、料亭ならではの季節を感じる会席料理です。
綺麗な着物をお召しのスタッフさんが、
手際よく正確にお料理を運んでくださいます。
「二十三夜」にちなんだ下弦の月なのでしょうね。
いつものオババであれば、スタッフさんとそういうお話を楽しむのですが、
ちょっと話しかけづらい雰囲気・・・。
担当してくださったスタッフさんは、すっかり仕事をこなせる中堅どころ・・・といった感じでしょうか。
小慣れた感じで手際よくお料理を出してくださいます。
メインのお鍋はお魚かお肉の選択で、オババは瀬戸内のお魚を
相方さんは伊予牛を予約時に選択していました。
決して不手際があったとかではないのですが、
なんだか、本当に主観的なものですが・・・・
なんとなく、サッサと食べて早く部屋に戻ろうという気持ちになるのです。
例えばこのお椀、
分かりますか?ウサちゃんとお月様ですよ。
ウワ〜かわいい!と感激して、「よくこういうお椀を見つけましたね」と言いました。
ちゃんと「そうですね」と受けてくださったのですが、
その後で鼻で笑ったのをオババは見過ごさなかったのですよねぇ・・・。
まぁオババも、食事中に写真を撮るような客ですから、文句は言えませんね。
これも梨で作ったウサギちゃんです。
りんごならともかく、そこまでこだわるのですね・・という嬉しい気持ちも今回は口に出さないまま。
最後に黙ってテーブルに置かれたおみかんも、どういう意味か分からず、そのまま残して帰りました。
普段は何も言わない相方さんも、部屋に戻る途中に「なんかね」と一言。
繰り返しますが、決して不手際があったわけではありませんし、
手際よくすべきことを正確にしていただきました。
ただ、オババが長年社員研修や経営の仕事をしていた中で、一番大切にしていたものが欠けていたような・・・そんな印象を受けました。
素敵なお宿なだけに、求めるものが大きくなったのでしょう。