オババのトラベルジャーナル

社会生活からリタイアした有閑オババの隠居旅。ちょっと素敵なお宿に泊まって、のんびりお城や神社を巡ります。

「セトナマリーナびわ湖」のランチ

大津市から、琵琶湖の東側を通ってお宿に向かう途中、

守山市にある「セトナマリーナびわ湖」で、ちょっと遅めのランチをいただきました。

 

琵琶湖大橋近くにある、琵琶湖に面したリゾートホテルです。

 

今回はランチだけでしたが、全14室のこじんまりとしたホテルで、全室が琵琶湖に面しているそうで、

こういうホテルで新年を迎えるのも素敵ですね。

 

1階のレストランで、琵琶湖の風景を眺めながらのイタリアンランチ。

 

ますは新鮮なお野菜のサラダから。

(血糖値の上昇やコレステロールの吸収を抑えるには効果的な食べ方ですね・・・笑)

琵琶湖周辺で採れる赤紫蘇のドレッシングがかかっていました。

 

前菜のプレート。

天使海老のマリネや、地元のポークを使った自家製パテなどがあり、

 

となれば、昼間であろうとやっぱり“アレ”が欲しくなりますよね。

今回は相方さんも一緒ですので、安心してスパークリングをいただきました。

 

近江鶏を使ったクリームソースのパスタに、

 

メインは近江牛のグリルにポルチーニのソース。

オババはウェルダンですので、写真がイマイチですが、美味しくいただきました。

 

夕食のことを考えて、ブレッドはお断りしましたが、

相方さんがソースをつけて食べて、とっても美味しいと言っていました。

 

そしてデザート。

 

スパークリングと一緒にのんびり食事を楽しんだあと、湖岸に出て景色を楽しんだりと、

いつもの慌ただしい大晦日とは違って、緩やかな時間の流れを感じながら過ごせました。

近江国一宮「建部大社」

京都駅から最初に向かったのは、滋賀県大津市にある近江国一宮「建部大社(たけべたいしゃ)」です。

 

日本武尊ヤマトタケルノミコト)が祀られているお社です。

 

平家に捕らわれた源頼朝が、伊豆に向かう途中に立ち寄り、源氏の再興を祈願したことから、

出世開運や除災厄除のご利益があるそうです。

 

ところで、ここで神社の基本の「き」。

 

一宮とは何ぞや?ということですが、これは、平安時代後期に確立したとされる神社の格付け(社格)です。

平安時代には、“官幣社”だの“国幣社”だの、国の管理下(保護)に置かれていた神社も多く、いろいろと細かく格付けされていたのですよね。

国司が派遣されていた国では、国司が領内の神社を一宮・・二宮・・三宮・・・の順番で巡拝していたのだとか。

このような国家的な体制は、戦後GHQによって解体され、現在は民間の宗教法人として組織化されています。

 

で、近江国の神社の中で、一番格式が高かったのが「建部大社」だったということです。

 

日本最初の千円紙幣には、建部大社の本殿と日本武尊肖像画が描かれたのですって。

でも、発行された期間が非常に短かったので、“幻の紙幣”になっているそうです。

 

趣のある神門をくぐると、

 

まず目に飛び込むのが、一夜にして成長したと伝わる御神木の三本杉。

樹齢1200年を超えるそうです。

 

拝殿でお参りをします。

奥に本殿と権殿(御祭神:大己貴命大国主神)が並んでいます。

 

あと数時間もすれば、境内は、初詣に訪れる人々で溢れかえると思われます。

その数時間前の大晦日の昼下がりはとっても静かで、神聖な雰囲気を感じながら参拝ができました。

 

裏手に周り、御本殿の塀の中を覗き込むと、

天然記念物の菊花石。

(塀の隙間から写していますので、構図が悪いですが)

彫刻したかのような美しい石です。

 

その隣には、さざれ石。

小さな石が集まって、歌詞のとおりに「巌(いわお)となりて」・・・ですね。

 

建部大社は、相殿に天照皇大神が祀られています

 

宝物殿も見学させてもらいました。

春の例大祭や夏の船幸祭で使われる御神輿のようです。

 

「建部大社」の御朱印をいただきました。

 

【京都】ホテルグランヴィア京都 ② 「浮橋」の朝食

ホテルグランヴィア京都の朝食は、

ビーフロア(2F)にある「ル・タン」でビュッフェスタイルの洋食か、

中3Fにある「浮橋」での和食になります。

今回は密を避けるために、15Fでも洋食が提供されていたようです。

 

グランヴィアフロアの宿泊客はラウンジでも準備されていますが、

オババたちは、アップグレードによる“エセ”宿泊客でしたので、ラウンジは使用できず、

となれば、ビュッフェ苦手なオババには選択の余地はなく、「浮橋」で和食をいただくことに。

 

確かコロナ前は、グランヴィアフロアのラウンジは、飲み物やコンシェルジュサービスのみで、食事の提供がなかったように記憶しています。

現在は、かつてのダイニングバー「サザンコート」にラウンジを移して、1日5回のフードプレゼンテーションが行なわれているようです。

 

で、朝食の話に戻します。

「浮橋」は、駅構内から続く中3Fにあります。

 

朝食は、このようなセットメニューになっています。

 

ご飯とお粥が選択でき、お粥をいただきました。

少人数での個室にもなるようなお部屋に、テーブルが3台置かれていて、同じような世代のカップルが3組いたのですが、

皆さん男性はご飯、女性はお粥を選択していました。

 

お料理は、可愛いイラストで説明。

 

オババの好きなだし巻き玉子に、

 

海老芋饅頭も美味しかったです。

 

焼き魚も、ちょっとお味噌に漬けたような甘めで、食べやすかったですし、

 

京都ならではのお漬物もあって、

定番の和定食ながらも、美味しくいただけました。

 

こういうお店の名前入りは、最近見なくなりましたよね。

 

デザートは、わらび餅でした。

相方さんの大好物なので、譲ってあげました。

 

朝から着物姿の若いスタッフさんが丁寧に対応してくださり、気持ちよく食事ができました。

 

今回は、年末にもかかわらず、朝食付きのプランがお手頃価格で利用でき、そのうえアップグレードもしていただいて、期待以上の快適性が得られました。

駅構内という立地に加え、巨大なホテルなだけに、ロビーの人混みは半端ないですし、

チェックインやチェックアウトは、それなりの時間もかかりますが、

お部屋に入ると静けさが保たれていて、問題なく過ごせました。

 

チェックアウトをして、伊勢丹の地下でちょっとお買い物をしようと思っていましたが、大晦日の京都のデパ地下の人混みは凄まじく、最後尾と書かれたレジの大行列を見て即退散!!

ツアーの集合時間まで、京都劇場の横にあるカードラウンジで、時間を費やしました。

 

【京都】「ホテルグランヴィア京都」① :グランヴィアデラックスツイン

京都には、次から次にラグジュアリーホテルが建設され、オババのお気に入りになりつつあるホテルもあります。

でも、今回はオアズケ。

というのも、今回は、翌日からのツアーに参加するための前泊で、夜到着して寝るだけに、(バカ高い)年末価格は避けたいですもの。

利便性を重視して、京都駅直結の「ホテルグランヴィア京都」に宿泊しました。

 

博多で相方さんと合流し、京都までは「のぞみ」で移動します。

年末の激混みを覚悟していましたが、たまたま予約したのが臨時列車だったようでガラガラ。

1両に、オババたちを含め、5名しか乗車していませんでした。

 

で、「人が多かったら食べられないね」と話していたお弁当も、問題なく食べることができました。

いつもの「やま中」さんで、今回はちらし寿司を買って乗り込みました。

オババが「カニちらし」で、

 

相方さんが「特製ちらし」。

相方さんはお隣のお店で、揚げ物も買い込んでいましたぁ。

 

ホテルグランヴィア京都」は京都駅直結・・というか、駅構内に位置しています。

その利便性からか、夜10時近くの到着にもかかわらず、ロビーはかなり混んでいましたが、さほど待つことなくチェックインができました。

 

今回は寝るだけだからと、一番下のカテゴリーの「スタンダードツイン」を予約していましたが、

こちらも運よく、「グランヴィアデラックスツイン」にアップグレードしてくださいました。

 

グランヴィアを利用するのは3年ぶり。

このカテゴリーのお部屋は初めてです。

 

開業20周年を機に、リノベーションが行われたそうで、その時に、こちらのテーブルやライトが入れられたのだとか。

 

リラックスチェアもあり、

 

ベッドには「エアウィーブ」を導入しているそうです。

 

ドリンクバーにはネスプレッソもありますし、

 

荷物置き場もゆったりサイズ。

 

バスルームは、

トイレットが洗面台の奥のスペースに設けられていますが、

 

バスタブは独立しています。

 

年末で、周囲のホテルのお値段がとんでもないことになっている中、駅構内というバツグンの利便性に加え、期待以上の快適性が得られたうえでのお利口さん価格。

お得感いっぱいの前泊ができました。

 

年末年始の旅行

年末年始は、例の“一番のお友達”(笑)と、琵琶湖に行ってきました。

今日からしばらく、この時の記事が続きます。

 

32年間の結婚生活では、年末年始を自宅で過ごしていました。

お互いが一人になった昨年(一昨年?)の年越しは、相方さんの誘いで、急遽ホテルステイをすることになり、慌てて宿泊先を探しましたが、

たとえ上げ膳据え膳であっても、絶対自宅の方が快適だわぁ・・・というようなお宿しか空いてなく、

その時初めて、年末年始の素敵なお宿は、お得意様が(販売前に)予約しているか、旅行会社が押さえているで、その他の目ぼしいお宿も、販売と同時に埋まるということを知りました。

 

ちなみに昨年は、宿泊サイトからとりあえず1か所を確保し、毎日のようにチェックして、キャンセルが出るたびに、より良いお宿に変更していきました。

幸い、近場のホテルのまずまずのお部屋が、朝食付きで予約できましたので、シャンパンと(オークラの)お重を持ち込んで、大晦日の夕食におせちを食べました。

 

そういう経緯があって、今年は晩夏の発表と同時に、京都発着で琵琶湖に2泊するのツアーに申し込み、京都前泊をつけての3泊4日で出かけてきました。

 

かつてツアーを毛嫌いしていたオババなのに、最近は急にツアーに目覚めています。

 

今回参加した旅行会社は、前回ほど“高級”ではありませんが、「グローバルユースビューロー」といって(会社名を出す許可をいただいています)、オババが好きな旅行会社の一つです。

 

ツアーコンダクターの多くが社員さんで、中には企画に携わっている方もいらっしゃいますし、電話応対であったり、予約や手配の仕事もしていらっしゃるので、旅行中もきめ細かな対応をしていただけます。

 

利用客のリピーター率が非常に高く(満足度が高い証ですね)

社員さんの間でも、参加者の情報がしっかり共有されているようです。

参加者を集合体や人数として扱うのではなく、一人一人の個人として対応してくださるところが気に入っています。

 

以前姉とこちらのツアーに参加した際、ご一緒したリピーターの方が、こちらのツアーは”ソコソコだから利用しやすい”というようなことをおっしゃっていましたが、本当にそういう感じのツアーです。

お宿もお食事も観光も、(とびっきりではないにしても)すべてソコソコの満足感が得られるレベルですし、お値段も(お安くはないけれども)ソコソコ納得がいく・・・そんな感じです。

 

今回の参加者は13名(満席)。

前回の旅行会社が少人数での催行でしたので、かなり多く感じられましたが、まぁギリギリOKの人数です。

ただ、これ以上の人数になったら、オババは辛いかも。

 

年末年始のツアーでありながら、上手に人混みを避けながら、交通渋滞にも遭遇しない旅程が組み立てられていて、開いているお店が少ない中でも美味しいお食事がいただけましたし、素敵なお宿に連泊して、“ソコソコ”楽しめる旅行でした。

 

明日から、お宿や旅程の一部について、書いていきたいと思います。

 

オババの人生懐古

昨年の山陰旅行の記事を書き終えたところで、今日は、トラベルジャーナルから完全に脱線して、オババの人生を語ってみたいと思います。

 

というのも、今回の山陰旅行では、たまたまシニア女性4人の、しかも全員一人参加というツアーになり、夕食後ラウンジで、夜遅くまで、お互いの人生に触れる話で盛り上がったのです。

お互いに、どこの誰かもわからないからこそできた話・・・

それぞれが自立心旺盛で、一生懸命生きてきたからこそのオバサンズトークでした。

 

まぁ、他の3名は、都会で生活していらっしゃいますし、オババとは比べようもないリッチな方々でしたが・・・。

ただ皆さん、自分の足できちんと自分の人生を生きてきた方ばかりで、そういう意味では、オババも仲間に入れてもらえそうです。

 

オババは、他の方々のように、億単位の超高級高齢者施設に入る余裕はありませんが、不相応な贅沢さえしなければ、誰にも迷惑をかけることなく人生を終えられるかなぁ・・・と思っています。

親の遺産が入ったわけでもなく、投資で儲かったわけでもなく、100%オババが労働の対価として得た・・ということが、オババの誇りでもあります。

 

でもオババは、人生の中で、お金を追い求めたことはないのですよね。

オババは、興味がないことにもコツコツ取り組むといった才能は皆無!!でしたが、興味を持ったことには、莫大なエネルギーを生じさせる能力があったようです。

 

例えば、結婚直後に、時給2,000円の非常勤講師の仕事を得ました。

準備をするうちに面白くなって、専門書などを読み漁り、どうしたら自分が感じた面白さを伝えられるかと一生懸命取り組んでいたら、時給が11,000円になっていました。

まぁ、バブル期ならではの話ですが。

 

また、結婚と同時に、社会学系の学問に興味を持ち、当時は日本の大学で学べる場所がなかったので(非常勤で得た資金で)単身アメリカに留学しました。

ただただ面白くて、帰国後も大学院の授業を聴講をさせてもらったり、研究室で勉強させてもらったりしていると、突然専門職の仕事が舞い込んできました。

 

本当に、時代が良かったのでしょうし、運も良かったのだと思います。

英会話スクールに通ったら、そのスクールから教えないかと声がかかったり、

カルチャーセンターに通ったら、何か教えるものがあったら講座を開かないかと言われたり・・・。

 

相方さんの仕事を手伝うようになってからは、質・量ともに、能力の限界を超える仕事を処理していかなくてはなりませんでしたので、苦しさの方が大きかったように思います。

ただ、相方さんが、自分の専門以外は、経営を含めたすべてをオババに任せてくれたので、そのことにはとても感謝しています。

相方さんは完全にノータッチを通しましたので、誰の事業なの!私だって自分の専門分野の仕事を続けたかった!とブチギレることも多々ありましたが、

自分の判断で大きな事業を動かすのは、本当に面白かったです。

 

オババが引退してからは、相方さんがせざるを得ない仕事が増え、その上で新たに事務長と事務員2人が増員され、さらに相方さんのお姉様にも手伝ってもらっているようです。それでもうまくいかずに、いつもブツクサ言って、オババにアドバイスを求めてきたりしています(昨日もね)。

オイオイ、オババはそんな大勢分の給与はもらっていなかったゾ!なんて思いますがね(笑

 

そんなこんなで迎えた60歳。

自分で選んだリタイアメントでした。

大きな贅沢はできないにしても、一人になっても、細々と身の丈に合った人生を続けていけることを幸せに思います。

若い頃に大きな病気を経験しながらも、こうして行きたい場所に行ける身体と自由があることを嬉しく感じます。

・・・なぁんて言って、旅行で老後資金を使い果たして貧困に陥ったら、その時は笑ってくださいな。

 

米子「酒菜 桔梗屋」で山海の幸を堪能

山陰旅行の最後の記事になります。

ツアーを離団する直前にいただいた昼食で、米子市の繁華街の外れに佇む「酒菜 桔梗屋」です。

 

近所にあったら、ちょくちょく通いたくなるような“ほっこり感”のあるお店です。

 

雰囲気は居酒屋さんですが、出されるお品は、山陰の美味しい食材を用いた手の込んだものばかり。

 

それもそのはず、大将は名料亭「招福楼」のご出身だそうです。

 

昼食に、こういうお店を選択するツアーって素敵でしょ。

 

・・って、お気づきでしょうが、お料理の説明がなくてすみません。

 

なにぶんにも、すでに1ヶ月以上が経過して、

 

記憶の方がかなり曖昧になっています。

 

間違ったことを書くよりは、

 

こうして出されたお料理の写真だけを見ていただいた方が

 

伝わるものが大きいと思います。

 

地酒もいろいろ取り揃えられていて、(他の3名の方は召し上がっていましたが)お酒と一緒にいただくと、さらに美味しさが増すこと間違いなしのお料理でした。

 

オババは、旅行に出かけた時以外は、ほとんど外食する習慣がなく、

旅行の時も、ホテルや旅館でいただくことが多いので、こういうお店の雰囲気は、本当に久しぶりでした。

一人で旅行していたら、決して行くことがなかったようなお店。

料亭の会席がいただける居酒屋さんといった素敵な「酒菜 桔梗屋」さんでした。

大将のお人柄もよく、お一人で切り盛りなさりながら、楽しくお話し相手もしてくださいました。

 

この後、ツアーは米子空港から羽田に戻りますが、

オババは、米子駅に送ってもらい、特急やくもで岡山駅を経由して、新幹線で博多に戻りました。