オババのトラベルジャーナル

社会生活からリタイアした有閑オババの隠居旅。ちょっと素敵なお宿に泊まって、のんびりお城や神社を巡ります。

「はしうど蟹」を食べに「間人(たいざ)温泉」に行ってきました

前回、前々回と割り込みの投稿をしましたが、昨年の旅行記に戻ります。

奥入瀬 & 角館」のツアーから戻って1ヶ月もしないうちに、

同じ旅行会社が主催するツアーに参加して、「間人温泉」に行ってきました。

 

「間人温泉」・・・読めますか?

「たいざおんせん」というのですって。

オババも今回初めて知りましたが、京都北部の京丹後市の海沿いにあります。

 

時代はググッと遡って6世紀のこと、

聖徳太子の生母とされる「穴穂部間人(あなほべのはしうど)皇后」が、

蘇我氏物部氏の争いを避け、この地に身を寄せたことがあったそうです。

宮に戻る時に、この地にご自分の名前の「間人(はしうど)」を授けたそうですが、

人々は畏れ多いと、皇后がこの地を「退座」なさったことから「たいざ」と呼んだ・・・・

というのが名前の由来だそうです。

 

と、そういう間人温泉を訪れる東京発着のツアーに、一人参加してきました。

オババは博多駅から出発し、京都駅で合流します。

 

今回のお伴は、旅の気持ちを高めるこちらの本と

 

こちらの本。

雑誌『Precious』に掲載されていた旅エッセイを集めたもので、

15年ほど前に書かれていますが、

『負け犬の遠吠え』の著者である酒井順子さんならではのエッセイです。

 

今回のツアーの参加者は8名。

3名のご家族1組とご夫妻1組、それに一人参加3名が、2台のジャンボタクシーに分かれ、

まず向かったのが「常照寺」です。

 

吉野太夫ゆかりの古刹でもあり、

これは太夫が寄進した「吉野門」。

 

住職さんの案内で、

普段はお目にかかれない品々を見せていただいたり、

 

普段は入れない太夫ゆかりの茶室にも入れていただき、

 

紅葉のお庭でお茶をいただいたり、

ご本堂でのお経をあげてのお参りなど、

ツアーに参加したからこその経験ができました。

 

その後宿泊先の「ふふ京都」にチェックインした後、

 

その日の夕食は、祇園の「圓融菴 小林」のカウンター席で、

 

極上の天ぷら会席をいただきました。

 

翌2日目は、宮津市にある「aceto(アチェート)」で、

こだわりの南イタリア料理をいただき、

 

日本三景の一つ、「天橋立」を観光した後、

 

2日目のお宿「間人温泉 炭平」にチェックインしました。

 

間人港で水揚げされるブランド蟹「間人蟹」の中でも、

さらに最高級とされる「はしうど蟹」を

一人1.25杯ずつも(それぞれがお食事処の個室で)食しました。

 

最終日の3日目は、

小雨がパラつく中、遊覧船で、

 

伊根湾観光をした後、

 

京丹後市の「魚菜料理 縄屋」で、

これまた他では食べられない質の高いお料理を

時間をかけてゆっくりいただき、

 

オババは京都駅で離団して、

そのまま再び「のぞみ」で、博多に戻りました。

 

元々こちらの会社のツアーは、お食事選びには間違いがないのですが、

今回は特に休む暇なく、食べて食べての贅沢グルメ旅になりました。

これからしばらく、この旅について、

今回も記憶力と闘いながら書いていきます。