ここ10年ほど、凄まじい勢いで施設数を増やしている「星野リゾート」さん。
その勢いに圧倒され、なんとなく利用を避けてきたオババですが、
今回のツアーで、初めて宿泊することができました。
星野リゾートのお宿は、軽井沢や京都のラグジュアリー宿で知られる「星のや」や、今回利用した「界」、さらにはリゾート感のある「リゾナーレ」など、
6つのブランドに分かれるのだとか。
「界」ブランドは、“ご当地の魅力に出会える温泉旅館”を謳っているようで、
温泉・ご当地体験・日本旅会席などを柱に、北海道から鹿児島まで、現在22施設を運営しているようです。
今回、なぜこんなにグダグダ書いているかというと、
実はこの「界」という名前に、少々オババの思い出があるからなのですよねぇ・・・。
20年近く前のこと、瀬の本温泉に「界 ASO」というお宿がありました。
若きオババが(と言ってもそれほど若くありませんが)、初めて経験するラグジュアリー系のお宿で、お部屋の設えにも、温泉にも、お食事にも、スタッフにも・・・とにかく感激しまくりでした。
その後誕生日か何かで、両親にプレゼントしたこともあります。
もう一度行きたいなぁ・・と思いながらも、オババ自身は忙しくて時間が取れず、
そうこうしている間に「界 ASO」が業務提携で、星野リゾートに運営を委託しました。
以後次々と、この「界」を冠した星野リゾートのお宿が増え、
おそらく、この「界 ASO」を契機に、「界」ブランドが作られたのではないかと思うのですが・・・(不確か情報です)
でもね、オババが年をとったからなのか、それなりの経験が増えたからなのか、星野リゾートの「界」シリーズは、昔オババが感じた「界 ASO」とは少々イメージが違うのですよねぇ。
今回「界 津軽」に宿泊してみても、確かに素敵なお宿ではあるのですが、どちらかというとファミリーやお友達と訪れると楽しいかなぁ・・・と感じるお宿でした。
はい、ここから「界 津軽」です!!
「界 津軽」も、かつての「錦水」というお宿から、星野リゾートが運営を引き受けたようです。
玄関を入って、風流な通路を通り抜けると、
広々としたロビーが現れます。
大きな陶板絵は、「錦水」時代からのものだそう。
夜はこちらで、津軽三味線の生演奏があったようです。
お部屋に向かう通路にも
ご当地色が満載です。
エレベーターを降りた廊下の天井は、
津軽に伝わる「こぎん刺し」模様になっています。
(利用していないのですが)大浴場も覗いてみました。
きちんと整えられた脱衣所。
こちらにもこぎん刺し模様。
湯船は青森ヒバが使用されているそうですよ。
あらまぁ、りんごがたくさん浮かんでいますね。
甘〜い香りが漂っていました。
津軽三味線やこぎん刺しの体験もできるそうで、
おひとりさまのオババには、ちょっと華やかなお宿に感じましたが、
ファミリーや同行者がいたら、楽しい思い出ができそうな観光色たっぷりのお宿でした。