オババのトラベルジャーナル

社会生活からリタイアした有閑オババの隠居旅。ちょっと素敵なお宿に泊まって、のんびりお城や神社を巡ります。

【長野】赤い三角屋根がトレードマーク「上高地帝国ホテル」①

今回のツアーは、「上高地帝国ホテル」に2泊しました。

というか、「上高地帝国ホテル」に宿泊したくて、このツアーを申し込んだ・・・が正解です。

上高地に行くならこのホテル!と、オババが旅行ノートを作り始めた時から、長野県のページに書かれていたホテルです。

 

もうこの赤い三角屋根の外観を見ただけでキュンキュンしちゃいます。

「日本クラシックホテルの会」には加盟していませんが、まさにそういう雰囲気ですよね。

 

日本初の本格的山岳リゾートホテルで、

 

今年で開業90周年を迎えます。

開業には、当時の長野県知事からの要請があったようです。

 

そういえば、今年春に連泊した東京の帝国ホテルが、「ライト館」の開業から100周年でしたが、

どちらも初めての宿泊で、たまたま大きな節目に遭遇するなんて、私持ってますよね(笑

 

エントランスを入ると、まず目に飛び込んでくるのがこのマントルピース。

 

吹き抜けの2階まで、高さ5.1mあるそうです。

 

毎日17時から、点灯デモンストレーションが行われます。

スタッフさんがパタパタ空気を送り込んで灯を点けています。

このマントルピースの熱は、館内の暖房にも利用されているそうです。

 

エントランス横にあるフロントは、こじんまりとした山小屋風ですが、

 

帝国ホテルならではのコレもありますよ。

と言っても、東京や大阪のように、ドド〜ンとエントランスを華やかに飾っているのではなく、

卓上で密やかに飾られている小さなラウンドです。

 

床には木材がはめ込まれていて、

ヒビ割れ防止のために、定期的に床に水を撒いているのだそうです。

 

来年の新紙幣の1万円の顔になる渋沢栄一氏は、東京の帝国ホテルの開業から19年間会長を務められました。

 

その展示の前に、ショップがあります。

 

上高地帝国ホテルは、毎年4月下旬から11月上旬までしか営業しておらず、

今年も11月15日を最後に休業期間に入りました。

 

帝国ホテルといえば、伝統的な日本のおもてなしの心が受け継がれているホテルとして知られていますが、

ここ上高地にも素敵なスタッフさんがたくさんいらっしゃいました。

 

聞くところによると、上高地帝国ホテルのスタッフさんは、東京の帝国ホテルから出向して来られているのだとか。

営業期間中だけ、近くの寮に移り住んで働いているそうです。

それを聞いて「だからなのね」と、妙に納得したオババです。