オババのトラベルジャーナル

社会生活からリタイアした有閑オババの隠居旅。ちょっと素敵なお宿に泊まって、のんびりお城や神社を巡ります。

ベストシーズンの上高地散策

松本でお蕎麦をいただいた後、再びバスに揺られて上高地にやってきました。

穂高の山々がうっすらと雪をかぶり、木々が黄葉を始める10月中旬は、上高地のベストシーズンです。

 

今回のツアーは、体調や好みによって過ごし方が自由に選択できました。

1日目は、上高地入口にある大正池でバスを降り、宿泊先の「上高地帝国ホテル」まで、ネイチャーガイドの方と一緒に散策するか、

まっすぐホテルまで行ってホテルで寛ぐかの選択。

 

2日目は、ネイチャーガイドと明神池や穂高神社まで散策するか、

ゆったり仕様のバスで飛騨高山まで行くか、

はたまたホテルでのんびり過ごすかの選択で、

 

高山組は、上高地に戻ってホテル直帰か、河童橋まで行くかも選択でき、

河童橋からの帰りもバスで帰るか歩いて戻るかを選択できました。

 

オババたちは、1日目は大正池からホテルまでの散策を楽しみ、

2日目は高山に行った後、河童橋まで連れて行ってもらい、帰りはのんびり歩いて帰ることにしました。

 

で、1日目は大正池でバスを降りました。

これぞ上高地!!という風景が得られる場所で、写真を撮っている方がたくさんいらっしゃいました。

大正池は、大正4年の「焼岳」の大噴火で、「梓川」が堰き止められてできた池だそうで、これが「焼岳」です。

 

今もうっすら噴煙を上げています。

 

大正池は、焼岳の斜面や梓川から流れる土砂で、どんどん小さくなっているのだそうです。

 

風がない晴れた日には、穂高の山々が水面に映って、それは美しいとのことで、

翌朝はまさにそういう日で。

高山に向かうバスの中から絶景を見ることができました。

ただ、動くバスの中から、木々の間に見える風景を撮るのは、非常に難しいですね。

 

帰りは早々にカメラを構えてシャッターチャンスを狙ってみましたが、

雲が出ていたり光の関係で、朝ほどの美しい光景は得られませんでした。

 

1日目は、大正池からネイチャーガイドの方に、植物の話を伺ったりして、のんびり散策しながらホテルに向かいました。

 

日本の固有種で落葉する針葉樹カラマツ。

マツと言っても、葉はとっても柔らかです。

 

今年はクマの出没が問題になっていますね。

ホテルまでの道中で2ヶ所ほど「◯月◯日 クマ出没」なんて看板が出ていました。

 

田代池。

周囲の山々の伏流水が湧き出て作られた池だそうです。

 

この一帯は田代湿原とよばれ、

池の底に枯れた水草などが蓄積したところに、大雨で大量の土砂が流れ込んで湿原ができたのだそう。

 

美しい風景を見ながら散策を楽しんでいると、

 

上高地帝国ホテル」の赤い屋根が見えてきました。

 

ホテルの裏側に出てきたようです。

ホテルについては、明日以降詳しくお伝えするとして、

 

2日目に行った「河童橋」。

上高地で一番の人気スポットだけに、人口密度も高いですね。

 

上高地では、マイカーの乗り入れが規制されていて、駐車場から河童橋まで、シャトルバスかタクシーを利用しなくてはいけません。

日本でも、このような自然維持のための取り組みがなされていることに感激しました。

 

河童橋を渡ると、穂高の山々が間近に見れるスポットがあります。

 

穂高」と一括りによんでいましたが、一つひとつがお山なのですね。

そういえば「ジャンダルム」は聞いたことがあります。

 

地図で見ると、河童橋からホテルまでは、大正池からと同じくらいの距離に見えましたが、木道を歩くとアッという間で、

行き交う人々のチリンチリンというクマベルの音を聞きながら、散策を楽しみました。