「道後御湯」での夕食は、2階にある「ダイニング tachibana」でいただきました。
座席感がゆったりと取られたお食事処で、
オババたちが案内されたのは、窓側ではなく真ん中のテーブルでした。
部屋の中央には鉄製の丸・三角・四角が吊り下げられたオブジェがあり、
隣のテーブルとのちょっとした仕切りになりますし、
広い空間に変化を与えています。
お食事は、”五感で味わう創作和食”だそうで、
地のもの、旬のものをふんだんに用いているとのこと。
「伊豫国の散策」と称したお食事の秋のテーマは「豊潤」なのだそうです。
まずは先付けになるのでしょうか、トビコと柚子がのった「烏賊ムース寄せ」です。
炊いた烏賊をムース状にして葛粉で固めているのだそう。
次は前菜ですね。
イサキにかますに甘鯛に太刀魚・・・と、いろいろなお魚が旬の食材と一緒に、変化のある味付けになっています。
ここでお願いしていたワイン登場です・・・が、
実は普通のブルゴーニュでお願いしていたのですが、間違えてジュブレシャンベルタンを持って来られていました。
気付いたのが抜栓してもらった後で、お伝えしたところ、お値段はそのままで良いとのこと。
「申し訳ありません」とひたすら謝られて、次の日までお詫びを言ってくださったのですが、
イエイエ、こちらはとってもラッキーでした(笑
お椀は、秋鯵や松茸が入っていました。
お造り。
高級なものはありませんが、新鮮なので美味しかったです。
鱒と合鴨の味噌煮。
愛媛産の鱒と高知産の合鴨だそうで、味噌は麦味噌と白味噌を合わせているのだそう。
お凌ぎにはサラダ・・・と思っていたら、しっかりした魚料理でした。
ナスの煮浸しの上に、炊いた鰯やとろろにイクラが載せられ、
その上をお野菜で覆っています。
そしてメインは朴葉に載せられた伊予牛。
ご飯は、愛媛ならではの鯛めしです。
宇和島産の鯛を使っているそうで、お出汁をかけてもいただけるようです。
デザート。
チョコロールの中にプリンが入っています。
こちらでも相方さんの誕生日旅行だと伝えていたものですから、
食後、豪華なフルーツプレートでお祝いをしてくださいました。
お心遣い本当にありがとうございました。