オババのトラベルジャーナル

社会生活からリタイアした有閑オババの隠居旅。ちょっと素敵なお宿に泊まって、のんびりお城や神社を巡ります。

五島(福江島)観光

五島の教会群を巡るツアーに参加しておきながら、

メインの教会巡りを離脱して、ホテルでまったりする時間を長くとりましたので、

他の参加者の半分ほどしか観光をしていませんが、

それでも、福江島のいろいろな場所を訪れましたので、ザザッとご紹介したいと思います。

 

まず1日目は、

長崎港からジェットフォイル福江港に到着し、

ホテルに向かう前に、島の北東部に建つ「堂崎教会」を訪れました。

 

五島に来たことを実感させる静かな海沿いを少し歩くと、

 

趣のあるレンガ造りの教会に到着しました。

 

明治6年に禁教令が解かれ、五島に訪れたフランス人宣教師のマルマン神父によって、五島最初の天守堂が建てられます。

その後、2代目主任司祭となったペルー神父によって、現在のレンガ造りの教会堂が建てられたそうです。

 

そのマルマン神父とペルー神父の像。

 

教会の内部は撮影できませんが、

コウモリ天井の建物の中には、

キリシタン弾圧の歴史を示す資料が展示されていました。

 

2日目は、ツアーを離れての単独行動でした。

「福江城」と「五島氏庭園」については前回投稿したとおりです。

ホテルにタクシーの手配をお願いしたら、間違えて観光タクシーが予約されていましたので、

そのまま少し案内してもらいました。

 

立ち寄ったのは、運転手さんオススメの鬼岳の展望台。

夕食の時に、ホテルのレストランの窓から見えていたお山です。


標高315mの鬼岳は、「未来に残したい草原の里100選」に選ばれたのだそう。

 

火山であり、臼状の火口もあるそうですが、

軟弱者のオババは、この展望台までの階段で精一杯。

 

下からとは異なる美しい海の風景が広がっていました。

夜は星が綺麗だそうです。

 

3日目に、ホテルを出発してまず向かったのが、島の南西部にある「大瀬崎灯台」。

日本で最後に陽が沈むスポットとのこと。

 

ホテルを出発した時は、梅雨末期の土砂降りでしたが、灯台に着くと雨が上がり、

はじめは霧でほとんど見えなかった灯台が、

 

みるみる霧が晴れてこのとおり。

「日本の灯台50選」に選ばれた

断崖絶壁の上に建つ美しい白い灯台の姿を見ることができました。

 

ここに広がる海は東シナ海です。

この周辺は絶好の釣り場だそうで、上の写真の手前の三角の岩には、松方弘樹さんも訪れていたとか。

 

次にツアーが立ち寄ったのは、ルルドで知られる「井持浦教会」。

日本で最初に作られたルルドだそうです。

 

ルルドはフランス南西部の小さな町で、聖母マリアが現れ、病を治す霊泉が洞窟の前から湧き出たとされています。

 

ペルー神父が信徒に呼びかけ、島中から奇岩珍岩を集めて洞窟を作り、井戸を掘って、

フランスのルルドから聖母マリア像を取り寄せ、

フランスのルルドの泉の霊水を井戸に注いだのだそう。

 

容器が販売されていますので、それに水を汲み、この台の上に置いて祈りを捧げてから持ち帰ることができるようになっています。

 

そしてツアーは、オババが前日に行った武家屋敷通りに向かいます。

 

かつて中級武士の居宅であった武家屋敷の一部は、現在は美術館や、

 

観光施設になっています。

 

その観光施設「ふるさと館」で、

 

おそらくは今回のツアーのために特別に準備してくださったものだと思われますが、

海鮮チラシの昼食をいただきました。

 

その後福江港から、再びジェットフォイルで長崎に戻ります。

ここに来て、急にお天気が良くなり、海も真っ青!!

 

そうそう、もう一つ書いておかなくては。

それがコレです。

海の上に羽が浮いているのがわかりますでしょうか?

浮体式洋上風力発電設備です。

日本は海に囲まれているだけに期待が大きいようで、早速どこかで汚職なんちゃらが問題になっていますが、

ここ五島が日本初だそうで、現在9機の建設が予定され、来年1月には始動するようです。