1月末の鹿児島&宮崎の旅で訪れた神社で、もう一つ書いておきたい神社がありましたので、ここで書いておきます。
この神様の系図を覚えていらっしゃいますか?
まずは神様の系譜をちょっと復習しますね。
天の世界を統べる「天照大御神(アマテラスオオミカミ)」はご存知ですよね。
その天照大御神の孫(=天孫)の「瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)」が宮崎県の高千穂に降臨なさいました。
瓊瓊杵尊の妻は、山の神の娘である「木花咲耶姫(コノハナサクヤヒメ)」で、二人の間の子に「火遠理命(ホオリノミコト)」である別名「山幸彦」がいます。
山幸彦は、海の神の娘である「豊玉姫(トヨタマヒメ)」と結婚して、「鸕鷀草葺不合尊(ウガヤフキアエズノミコト)」を出産します。
その鸕鷀草葺不合尊は、豊玉姫の妹の「玉依姫(タマヨリヒメ)」と結ばれて、「神日本磐余彦天皇(カムヤマトイワレヒコノミコト)」が誕生します。
つまりこの神日本磐余彦天皇は、“天”と“山”と“海”の神々の血を受け継いでいることになり、この神日本磐余彦天皇が、初代天皇の「神武天皇」なのです。
神武天皇は宮崎で生まれ、日本を治めるために東に旅立ったと言われています。
神武天皇を祀る神社としては、即位した地とされる奈良県の「橿原神宮」が有名ですが、
宮崎県にも、生誕地に鎮座する「皇子原神社」や、皇宮跡に鎮座する「皇宮神社」などがあります。
この時訪れた「宮崎神宮」は、皇宮近くに位置しており、都を中央に遷す東遷計画を策定した場所だとされています。
相殿に父親の「鸕鷀草葺不合尊」と母親の「玉依姫命」が祀られています。
一の鳥居。
いたるところに菊の御紋があります。
これは「おきよ丸」といって、神武天皇が東遷の際に、宮崎県の美々津から出航した古代舟です。
西都原古墳から出土した舟形埴輪を再現したそうです。
自然豊かな境内です。
二の鳥居。
神門。
扉には、大きな大きな菊の御紋があります。
拝所からお参りします。
奥には荘厳な社殿が見えています。
神武天皇とご両親の扁額が掲げられています。
菊だらけですね。
御朱印を頂戴しました。
これで本当に、1月の鹿児島&宮崎の旅行記は最後です。