オババのトラベルジャーナル

社会生活からリタイアした有閑オババの隠居旅。ちょっと素敵なお宿に泊まって、のんびりお城や神社を巡ります。

【奈良】奈良ホテル「三笠」の朝食・・とタヌキ事件

前回の記事で愚痴りましたが、

前日の夕食時に、メインダイニングで壁を向いた席に案内されたオババたち。

翌日の朝食は、庭に面したテラス席でも、角の一番景色が良い(と思われる)席に案内していただけ、

 

「菊水楼」の建物や

 

興福寺五重塔を眺めながらの朝食になりました。

 

「夜は景色も見えなかったし、朝食がこちらの席で良かったね」と、

負け惜しみのような会話をしながら。。。

 

入口では相変わらず、名前を聞いて「○番」と交通整理が優先で、

行こうとすると「先にメニューを決めてください」と呼び止められ、

もう少し優雅な方法はないものかと思ったりもしましたが、

現金なもので、景色の良いテーブルに案内されたら、すべてヨシ!!

 

ただね、入口でメニュを選択する方式に焦ってしまい、

和食・茶粥・洋食の3種類からの選択だったのですが、

相方さんが「和食」と答えて、「私も」とつい合わせてしまったのですよね。

 

イヤ〜、クラシックホテルなら洋食でオムレツでしょ!!と思うのですが、

和食を選んでしまったのですよねぇ・・・・。

 

こちらが和食のお膳です。

 

もちろん、これはこれでとっても美味しかったのですよ。

ただ1泊しかしないのなら、やっぱりオムレツを食べておきたかったと悔やまれます。

 

昨年秋から始めた「クラシックパスポート」。

ようやく2つ目のスタンプが押されました。

 

余談ですが、前の晩に珍事がありました。

 

入浴してそろそろ寝ようかという頃になって、ミシッ、ミシッと、階上から人が歩くような音が聞こえました。

建物が古いからなぁ・・と思って、あれ?確か2階建てのはず。

屋根裏に休憩室でもあるのかしら・・なんて話していると、

テレビからは、例の銃を持っての立てこもりのニュースが流れていて、

まさか誰か入り込んでいるの?と不安になって、相方さんがフロントに電話をしました。

 

すぐにスタッフさんが確認に来てくださり、

どうやら屋根裏にタヌキが入り込んでいるということが判明。

寝る時だけ部屋を変わらないかとの提案をいただきましたが、

人でないと分かり、部屋に落ちてくる可能性もないということでしたので、そのまま就寝することにしました。

間もなく足音もなくなり、何事もなくタヌキ事件は終了しました。

 

翌朝フロントの前を通ると、スタッフさんから謝罪の言葉をいただきました。

部屋の番号を見せているわけでもないのに、オババを見て分かったということに、スタッフさんの能力の高さを感じました。

(前夜のオババはスッピンのパジャマ姿でしたしね)

チェックアウトの時にも再度謝罪があり、タヌキの行動にまでホテル側には責任ないでしょう・・と思いつつも、忘れずに対応していただけたことが嬉しかったです。

 

そういえばチェックインの際も、手続きをしてカフェに行って再びフロントに行くと、オババの名前を覚えていてくださっていたのですよね。

さすが奈良ホテルのフロントスタッフさんはレベル高しです。

 

そして、そういう対応をなさる“プロ”のスタッフさんに出会うと、なぜだかオババはとっても嬉しくなるのです。