知覧を訪れた本来の目的は、「豊玉姫神社」への参拝です。
先日アップした神様の系図を覚えていらっしゃいますでしょうか。
これです。
「豊玉姫神社」の御祭神は、主祭神が「豊玉姫命(トヨタマヒメノミコト)」、山幸彦の奥方です。
その他の御祭神に
山幸彦である「彦火火出見命(ヒコホホデミノミコト)」
豊玉姫のお父様である「豊玉彦命(トヨタマヒコノミコト)=ワタツミノオオカミ」
豊玉姫の妹の「玉依姫命(タマヨリヒメノミコト)」がいらっしゃいます。
さらにややこしいことを言うと、
山幸彦(=彦火火出見尊)と豊玉姫の子供(鸕鷀草葺不合尊)の奥方が豊玉姫の妹の玉依姫で、二人の間の子供が神武天皇なのです。
豊玉姫は知覧を治めたとされ、だからこそ知覧に「豊玉姫神社」があるのですが、
伝説によると、本当は妹の玉依姫が知覧を治め、豊玉姫は川辺という地域を治めるはずだったのです。
ところが、豊玉姫が治めるはずだった川辺が、水田に富むということを玉依姫が知り、抜け駆けして先に川辺に行ってしまったので、仕方なく、本来玉依姫が治めるはずだった知覧に豊玉姫が入ったのだそう。
イヤ〜、神様の系図や、こういう伝説を知ると、面白いですよね。
オババが神社に興味を持つのも分かりますでしょ。
で、豊玉姫神社の拝殿がこちら。
横から御本殿を覗き見たのですが、右奥の少し見えるのが御本殿です。
ご利益は、豊玉姫命が非常に美しくて、安産で御子をお産みになられたということで、お参りすると、安産で“美形”の子を産むのだそう。
また、豊玉姫の父神(豊玉彦命=ワタツミノオオカミ)が海の神様ですので、航海安全や大漁のご利益があるとされています。
御朱印をいただきました。
隷書風の風雅な御朱印です。