オババのトラベルジャーナル

社会生活からリタイアした有閑オババの隠居旅。ちょっと素敵なお宿に泊まって、のんびりお城や神社を巡ります。

「ななつ星 in 九州」「四季島」勝手に乗り比べ:④車両

“ネタつなぎ”で引っ張り出してきた過去の列車旅ですが、4回目にして、ようやく列車内に入ります。

 

「四季島」の車体は、シャンパンゴールドのとってもスタイリッシュなデザイン。

車両をデザインしたのは、元フェラリーのデザイナーでもあった奥山清行氏です。

(写真はパンフレットから)

 

一方の「ななつ星」は、古代漆色のとってもクラシックなデザイン。

デザイナーは、水戸岡鋭治氏。

ななつ星」以来、観光列車といえばこの方のデザインになりましたよね。

 

ななつ星」が7両編成なのに対して、「四季島」は、10両編成です。

 

ななつ星」は、1号車が「ブルームーン」と言われるラウンジカー。

最後部の広い窓からは、流れ行く景色が楽しめます。

 

ただし、最前部になった時は、列車のお顔しか見えません(笑

 

2号車が「木星」というダイニングカーになっています。

 

3号車から6号車までが1両に3部屋ずつの車両、7号車がDXスイートの2部屋の車両で、合計14室あります。

 

列車内の食事は、1号車と2号車で提供されるので、後ろの車両のお部屋からだと、食事のたびにかなりの距離を移動しなくてはなりませんが、

 

客室車両は、車両ごとに使われている木材が違うそうで、

こういう重厚感のある色から

 

こういう明るい色まであって、雰囲気がかなり異なりますし、

 

しかも通路が右、左、右と変わるがわるに配置されていて、至るところに絵画や

 

オブジェなどがあって(列車全体で300近くのアートがあるそう)

 

長〜い距離の移動も楽しめました。

 

一方「四季島」は、10両編成のうち、中央の5号車にラウンジ「こもれび」

 

6号車にダイニング「しきしま」があり、

ななつ星」のように、端から端までの極端な移動はなさそうです。

 

ちなみに、「四季島」の列車内は、春夏秋冬を表現しているそうで、ラウンジは春、ダイニングは夏をイメージしているそうです。

 

7号車には、おばばたちの「四季島スイート」と「デラックスイート」の2室があり、2・3・4・8・9号車がそれぞれ3室ずつの車両で、合計17室になります。

 

客室車両のデザインは、ちょっと和テイストを入れつつも、シンプルでモダンな雰囲気です。

 

ななつ星」に比べて、客室車両が1両多いだけですが、「四季島」には、両端それぞれに展望車両があります。

そう、「四季島」の車両を特徴づけているこの部分です。

 

前方の展望車両に向かうと、客室車両を抜けたところで、突然真っ赤な通路が現れ、

 

突き当たりの窓からは、こういうものが見えます。

鉄ちゃんたちには、とてもワクワクするものだそうです。

 

そして、今度は真っ白な通路になって、

 

展望室です。

 

鉄ちゃんたちは、ここで運転室のスタッフさんと、熱く語り合うこともあるそうです。

オババたちが展望室に入ると、お一人が出て来られましたが、オババたちが鉄分に欠けていることがわかったようで、何の言わずにすぐにまた中に入られました。

 

この展望室、ちょっと未来空間のような感じがして、とっても素敵なのですが、外を眺めようとすると、おしゃれなバッテンが邪魔になって、景色がよく見えません。

お部屋の方がゆっくり見れるねと言って、オババたちもすぐに退散したのデシタ。