オババのトラベルジャーナル

社会生活からリタイアした有閑オババの隠居旅。ちょっと素敵なお宿に泊まって、のんびりお城や神社を巡ります。

「武雄の大楠」と「川古の大楠」

これまで武雄には何度も訪れていながら、

いつもお宿直行、ゴルフ場直行、はたまた通過するだけでしたが、

今回は少しだけ観光もしました。

 

武雄市がある佐賀県の県木はクスノキ県花はクスの花・・・と、

楠が大切にされています。

そもそも佐賀という名前の由来も楠にあるそうです。

 

むか〜し、昔、

この地を訪れた日本武尊ヤマトタケルノミコト)が、

そびえ立つ大きな楠を見て、

「楠が栄えている」ことから「栄の国」と名付けたと言われ、

そこからSAGAという地名が誕生したのだとか。

 

そんな佐賀県の楠の巨木1位から3位までが

なんと武雄にあるそうなのですよ。

となると、やっぱり見ておかなくちゃと思うでしょ。

 

観光地として、一番知名度が高いのが、

第2位の「武雄の大楠」と呼ばれている楠です。

 

この楠は、「武雄神社」の御神木です。

 

境内の横に、楠に通じる鳥居が設けられています。

 

一見雑木林のようで、入るのがためらわれましたが、

 

大丈夫、きちんと整備されていて、

 

訪れた5月には、

清々しい青紅葉のトンネルになっていました。

 

少し進むと、

今度はこれまた美しい竹林が現れ、

 

その先に鎮座していらっしゃいましたよ。

樹高30m、幹回り20m、枝張り30〜33mで、

全国巨木第7位だそうです。

何よりも樹齢3000年以上というのがスゴイです。

 

パワースポットと言われていますが、

本当に神様が宿っていそうです。

現在は囲いがあって、近づくことはできません。

 

下部にある大きなお口の中には、12畳ほどの空間があり、

天神様が祀られているそうです。

 

ちなみに「武雄神社」には、縁結びの「夫婦檜」もあります。

 

御朱印をいただきました。

 

 

で、第2位を見たら、やっぱり第1位も見ておきたいですよね。

 

第1位は、武雄神社から車で15分ほどの所にある

「川古(かわご)の大楠」と呼ばれている楠です。

 

樹高25m、幹周21m、根周33mで、

全国巨木第5位だそうです。

こちらも樹齢3000年とのこと。

 

こちらの楠は、近くに行って触ることもできます。

樹齢3000年のパワーを感じますね。

 

こちらの楠も、幹の空洞に祠があります。

 

奈良時代には行基が訪れ、

大楠の一部に観音像を刻んだと言われています。

今はその観音像も幹から剥がれ、横の堂宇に祀られています。

 

大楠は、田畑の中の公園にあり、

横には水車も回っています。

 

楠の全体像を写そうとしていたら、

小川の向こうからカメラを構えている女性がいました。

横切るのを遠慮していましたが・・・何か変。

 

お人形さんでしたぁ〜。

まったくぅ〜、こんなのに引っかかるなんて・・・。

 

第3位の大楠は、第2位の「武雄の大楠」の近くにあるそうですが、

落雷で、現在は幹の一部しか残っていないそうです。

 

ちなみに武雄温泉といえば、

国の重要文化財に指定されている楼門が有名ですが、

こちらにも今回初めて訪れました。

東京駅舎で知られる辰野金吾(佐賀出身)によるものです。