ホテルニューオオタニで、3時間にわたる「ななつ星」の同窓会を楽しんだ後、横浜に移動しました。
目的は、「ホテルニューグランド」に宿泊すること。
関東大震災の復興のシンボルとして、1927年に開業したクラシックホテルで、
本館と、1991年にオープンした18階建てのタワー館に、
計238室の客室を有します。
かつては山下公園に面したこちらの本館が玄関だったそうですが、
タワー館ができてからは、
タワー館の1階がフロントになっています。
海の風景が大好きなオババですので、
オーシャンフロントのタワー館にも惹かれましたが、
今回の目的は、クラシックホテルに宿泊することですので、
本館のお部屋を予約しました。
タワー館から本館へは、通路で繋がっています。
開業当時の本館の模型が展示されていました。
銀座和光で知られる渡辺仁による設計です。
オシャレですっきりとしたデザインです。
本館の玄関から入ると、
正面にこの階段が現れます。
雑誌などで何度か目にしていましたが、
実物を見ると、ググッと心に迫ってくるものを感じます。
階段には、イタリア製のタイルが使われているそうです。
もう美しいとしか言いようがありません!!
かつては、この階段を上がった2階にフロントがあったそうです。
階段先のエレベーターのレリーフも素敵ですし、
その上では天女が出迎えてくれています。
京都で作られた絹織物だそうです。
日本のクラシックホテルは、
来日する外国人のために作られたと言いますが、
和と洋が見事に調和しています。
このフロアは、どこを見ても胸キュンしっぱなしです。
2階部分は天井が高いのも魅力です。
いつまでも座っていたくなりそうなソフア。
柱の横に置かれた椅子は、
開業当時から、布を張り替えながら使い続けているのだそうです。
これは何かは分かりませんが・・・キレイですよね。
かつてのメインダイニングだったフェニックスルーム。
使用中で中を覗くことはできませんでしたが、
現在は宴会場になっているようです。
レインボーボールルームを覗かせてもらいました。
天井が素敵です。
かつてはここで、舞踏会が行われていたのでしょうね。
ホテルのフロントはこちらにあった方が素敵なのに・・とも思いましたが、
変にエスカレーターなんかを設置することを考えれば、逆に良いのかもしれません。
フェニックスルームは、ティールームとして開放することもあるそうですし、
スタッフによる館内ツアーのプランもあるようです。
素敵な中庭もありました。