当初奈良ホテルには、おひとりさまで2泊する予定でした。
クラシックホテルが大好きなオババです。
一つひとつのお部屋をチェックしたものの、一つに絞り込むことができずに、
「本館 デラックス」の「クラシック」と「パークサイド」のお部屋を1泊ずつ泊まり歩く予定にしていました。
相方さんと出かけることになり、「奈良ホテル」が1泊のみになると、ウ〜ン・・・困ったゾ!!・・・どちらの部屋にすべきか・・・・
迷いに迷って、「クラシック」を残しました。
“格天井に御簾、正倉院文様の宝相華をデザインした絨毯など、創業時の雰囲気を色濃く残す特別なお部屋です”
なんて説明があると、ワクワクしますよね。
それにこの「クラシック」のお部屋は、オードリー・ヘップバーンが宿泊したことで有名です。
これが本館1階と2階のお部屋図で、(フロント用の資料を写させてもらいました)
一番上の左側2部屋(210と212)が「クラシック」で、
1階と2階の一番右側のお部屋(150と250)が「パークサイド」と思われます。
一番上の右側の広いお部屋(200)が、おそらくV.I.P.しか宿泊できない秘密のお部屋かと・・・。
オババたちがアサインされた(してもらった)のは210号室。
大好きな緋色絨毯の階段を上ってすぐのお部屋です。
フロントのスタッフさんによると、
オードリー・ヘップバンが宿泊した頃は、210号室と212号室は一つのお部屋だったそうで、
お部屋の番号が210号室だったのだとか。
では、ドアを開けますね。
オードリー・ヘップバーンの頃から半分の広さになったとはいえ、43.7m2と十分ですし、天井が高いので圧迫感もありません。
手前にベッドがあり、
奥の窓側がリビングスペースになっていて、
テレビと反対側に鏡台・・というよりはドレッサーと言った方が雰囲気を壊しませんね。
これがこのお部屋ならではの御簾ですね。
天井が高いからこそ活きる演出です。
照明も良いですねぇ。
ベッドのクッションもタッセル付きです。
部屋の片隅にはなんとなく奈良を感じさせる衝立が。
ちゃんとコーヒーマシンなどの現代の必需品がありながらも、
組み木のコースターなどが雰囲気を出しています。
バスルームは、現代の使いやすさが取り入れられ、扉の奥のトイレットもウォシュレットです。
でも、照明にはクラシックホテルっぽさがあり、
バスタブは、クラシックホテルならではのもの。
白いタイルも清潔感を出しながらも、ちょっと昭和を感じさせますよね。
アメニティはフェラガモ。
最近フェラガモのロゴが変わりましたが、こういうのは変わらないのかしら・・・。
バスローブも完備です。
クローゼットは、こちらの箪笥の中。
パジャマが入っています。
家具類は現代のものだと思われますが、クラシックの雰囲気を壊さないデザインのものが取り入れられています。
また、こまめに手が入れられているようで、クラシックホテルの良さを随所に残しながらも、現代ホテルの快適性が備わっているホテルです。
これだと、クラシックホテルは古いから嫌いなんて言う人はいませんよね。