オババのトラベルジャーナル

社会生活からリタイアした有閑オババの隠居旅。ちょっと素敵なお宿に泊まって、のんびりお城や神社を巡ります。

福山 〜 しまなみ海道 〜 道後温泉

「汀邸 遠音近音(をちこち)」をチェックアウトして、

福山駅までタクシーで向かいました。

料金は¥5,000弱でした。

 

駅の前から高速バスの「キラキラエキスプレス」に乗り込みます。

片道¥4,300、往復だと¥7,600で、4枚綴りが¥14,500です。

 

松山駅までは3時間と長所距離ですので、乗り心地を心配していましたが、

3列のゆったりシートで、化粧室も付いたバスでした。

乗客は半分くらい乗車していたように思います。

 

この日もあいにくの曇り空。

しまなみは、お天気が良いと感激レベルの風景が楽しめるのですが、ちょっと残念でした。

 

それでも海が見えるとワ〜ッ!という気持ちになりましたし、

 

やっぱり瀬戸内ならではの穏やかな海の風景ですよね。

 

車窓からの景色を(そこそこに)楽しんで、バスは松山駅に到着しました。

四国最大都市の中心駅にしては、こじんまりとした駅舎です。

復路は、ここから列車で岡山駅に向かいましたが、

自動改札ではなく、駅員さんが一つひとつ乗車券を確認していました。

逆に懐かしくて感激しました!!

 

松山駅からはタクシーで道後温泉のお宿に向かいました。

¥2,000しないくらいの料金でした。

 

こちらは翌日に撮った道後温泉駅です。

 

夏目漱石の『坊っちゃん』で有名な道後温泉は、3,000年もの歴史を持つ日本最古級の温泉です。

有馬温泉や白浜温泉とともに、「日本三古湯」と言われていますよね。

元々は自然湧水の温泉でしたが、残念ながら枯渇してしまい、

現在ある源泉は、すべて掘削なのだそうです。

 

駅の斜め前には、「坊っちゃんラクリ時計」があります。

 

朝8時から夜10時までの毎時(時期によっては30分毎)

ニョキニョキっとせり上がって、音楽を奏でます。

かなりの人だかりができていましたよ。

 

このからくり時計の横の通り(=道後温泉駅に面した通り)が

「道後ハイカラ通り」とよばれるアーケードの商店街になっています。

訪れた時は、温泉街各所でアートのイベントが行われていて、

アーケードの天井も華やかに飾りつけられていました。

 

駅と「道後温泉本館」や「道後温泉別館」をつないだアーケードで、

お土産物屋さんやご当地グルメのお店がズラ〜ッと並んでいます。

 

オババが若かりし頃に訪れて、芋っこ洗うようだとビックリした「道後温泉本館」は、平成31年から保存修理工事が行われていて、

このようなカラフルなボードで覆われていました。

 

工事中も部分的に営業を続けていて、

この時は「霊の湯」に入ることができたようです。

 

道後温泉本館」からアーケードを少し戻った所に、別館の「飛鳥乃温泉(あすかのゆ)」があります。

 

飛鳥時代をイメージして建てられたそうで、

 

人力車の車夫さんによると、

本館は、かつては地元の高齢者は無料で利用できたこともあり、地元の方からも多く利用されているそうですが、

新館は、観光客用に建てられた施設で、より設備が整っているのだとか。