オババのトラベルジャーナル

社会生活からリタイアした有閑オババの隠居旅。ちょっと素敵なお宿に泊まって、のんびりお城や神社を巡ります。

日本100名城「松山城」

道後温泉での1泊目「道後御湯」で、2泊目のお宿まで荷物を運んでいただけるということで、

身軽になって最初に向かったのは「松山城」です。

道後温泉からは、タクシーで1,000円ちょっとでした。

 

今回の旅行で、オババが(相方さんの誕生日旅行にかこつけて)一番訪れたかった場所です。

現存12天守のお城ということもありますし、

オババが大好きな「ブラタモリ」でも取り上げられていましたからね(笑

 

松山城」は、関ヶ原の戦いでの功績を評価され、松山を治めることになった加藤嘉明によって築城されました。

 

1602年から26年もの歳月をかけて築城され、加藤氏の時代には完成しなかったとか。

 

標高132mの勝山山頂に本丸を置き、南西部の麓に二の丸と三の丸が設けられました。

松山城のHPから地図をお借りしました)

松山城の中枢は二の丸であり、藩主の御殿も二の丸にあったようです。

で、山頂の本丸は、主に倉庫などであったとか。

 

現在の天守は、江戸時代後期に再建されたもので、

現存12天守の中で、最も新しいのだそう。

 

二条城の28棟に次ぐ21棟の建築物が天守を含めて現存していて、国の重要文化財に指定されています。

 

山頂の本丸には、東雲口から、ロープウェイとリフトで登れます。

片道270円往復520円で、どちらも利用できます。

高所恐怖症のオババは、往復ともにロープウェイでひたすら山側を向いていましたが、

相方さんは行きはロープウェイ、帰りはリフトを利用していました。

 

天守閣(観覧は別途520円必要です)までは少し歩きます。

 

見事な石垣が続きます。

一番高い石垣は17mあるそうで、

本丸と二の丸をつなぐ「登り石垣」は、全国最大規模なのだそうです。

 

現存建築の「戸無門」

次の「筒井門」に導くために、あえて戸は作らなかったとも言われています。

 

これが「筒井門」で、こちらは再建されたもののようです。

 

「太鼓門」も再建されたものです。

 

本丸敷地内に入りましたが、山頂なだけに、瀬戸内海までが一望できます。

そういえば「ブラタモリ」では、荒れた湿地であった松山が、お城が築かれることで、どのように城下町が作られ発展していったかがテーマでした。

 

いよいよ天守群に近付いてきましたよ。

 

ドローンを使って上から撮影しないと全体像が分かりづらいですが、

天守や櫓とつながった連立式天守です。

ただし、小天守や櫓は再建されたものだそうです。

 

「乾門」側からの侵入を防ぐ「紫竹門」。現存です。

 

さぁ、いよいよ天守に入っていきますよ。

 

もうこの辺りは現存建造物に囲まれている感じで、

「ニノ門」だったり、

 

「三ノ門」だったり。

 

で、これは再建ですが、「玄関」。

こちらを通らず、

 

横から天守の建物内に入ります。

 

狭間や石落としも、現存ならではの雰囲気を醸し出しています。

 

ただ、江戸末期に再建されたということもあってか、階段は他の現存天守に比べると、非常に昇りやすいですね。

 

一番上の三階に到達しました。

 

右斜面の下に二の丸や三の丸が築かれたのですね。

 

やはり現存天守は見応えがあります。

 

100名城スタンプを押し、

 

御城印を購入しました。