道後温泉では、オババの旅行ノートにも書き留められていたお宿に2連泊しようと思っていたのですが、
あいにく1泊目が満室。(後から伺った話によると休館だったそうです)
荷物を持ってウロウロしたくないなぁ・・なんて思いながらチェックしていると、
ちょうど斜め前に、良さげなお宿がありました。
それが今回宿泊した「道後御湯(みゆ)」です。
1953年に「旅館宝荘」として開業し、長らく「宝荘ホテル」として営業していたようですが、
2018年に、”現代湯治”をコンセプトに、全30室の「道後御湯」にリニューアルしたそうです。
HPには、
全室に露天風呂と松山城側にテラス付いていて、宿泊者は中学生以上に限定、
建物は”簡にして素”の美と機能性を大切に、主役は”おせったい(=おもてなし)”・・・
なんていった内容が書かれています。
でもね、実を言うと、ほとんど期待していなかったのです。
外観がこんな感じでして、
ああ、今風の”ハリボテ(失礼!)”風のお宿かなぁ・・・なんて思っていたのです。
それでも良いワと思って選んだ「道後御湯」でしたが、
設備に関しては、HPに記載があった”簡にして素”の良さを実感できましたし、
スタッフさんも、積極的な声がけをしてくださり、素朴ながらも温かみのある対応をしていただき、
予想をはるかに超える心地良い滞在ができました。
玄関を入ったロビーの様子です。
ここで、お茶とおしぼりを出してくださいました。
一見すると、殺風景に見えるロビーですが、
”日本人の身体感覚と調和する座り心地”を求めて、国産メーカーの家具を取り揃えているそうで、
家具の良さはもちろん、座席間の空間の取り方なども、見た目以上の居心地の良さが得られます。
奥にはライブラリーがあり、
こちらの家具は、地元の若手職人さんのオリジナルなのだそう。
飲み物のコーナーも設置されています。
天然素材で作られた巨大なリースのようなものが積み上げられていて、
なんだか素敵なスペースがあるなぁと思っていたら、
こちらは販売用のディスプレイのようです。
こちらはロビーの入口付近にあるショップ。
すべての客室に露天風呂が付いていますが、最上階の8階には大浴場もあります。
またまた写真を撮るだけで利用しませんでしたが、
ビューバス(温泉)で、
設備もなかなか。
大浴場を出た所にはスカイラウンジがあり、
外にテラスもあって、はるか遠くではありますが、松山城を望むことができます。
飲み物やアイスキャンディーも用意されています。
相方さんが入浴中は、こういうお菓子をいただきながら、
松山城を眺めたりして、こちらでのんびり過ごしました。