オババのトラベルジャーナル

社会生活からリタイアした有閑オババの隠居旅。ちょっと素敵なお宿に泊まって、のんびりお城や神社を巡ります。

日本100名城「平戸城」

相方さんに誘われて、「平戸城」に行って来ました。

 

平戸藩主の松浦氏については、少々断片的な知識がありますので、時代が遡ったところからの話になりますが、

平安時代から戦国時代にかけては、「松浦党」という水軍として力を持っていました。

この「松浦党」は、壇ノ浦の戦いや蒙古襲撃でも活躍しています。

元々は、平家側の水軍だったようですが、壇ノ浦の戦いで源家側についたようです。

 

やがてその「松浦党」の一族であった平戸松浦氏が戦国大名として成長し、

関ヶ原の戦い以降は外様大名として平戸藩を治めました。

 

1599年に、平戸藩の初代藩主である松浦鎮信(平戸松浦氏26代当主)が、「平戸城」の前身の「日の岳城」を築きました。

ところが幕府に気を遣って、鎮信自身が、できて間もないお城を焼き払ったと言われています。

 

その後1704年、5代藩主松浦棟の時代になって、日の岳城跡に「平戸城」の築城に着工し、

1718年に完成しています。

 

その時のお城は廃藩置県で廃城となり、現在の天守は昭和37年に復元されたものです。

 

駐車場から階段を登り、

 

地蔵坂櫓を見上げながら、

 

北虎口門から入ります。

この北虎口門は現存建物です。

 

ショップになっているようですが、狸櫓。

この狸櫓も現存建物です。

 

さらに階段を上って櫓門をくぐると

 

天守が現れます。

中は体験を取り入れた資料館になっています。

天守の上からの風景です。

 

これは見奏櫓。

 

そして懐柔櫓。

実はこの懐柔櫓は、1日1組限定で、宿泊することができるのですよ!!

オープンした頃は、1泊60万円とかニュースで言っていたように記憶していますが、

今見たら、1泊2食付き110万円なんて出ています!!

ウ〜ン・・・この高騰・・・やはりここもインバウンド向けなのでしょうね。

 

あと、松浦氏についてもう一つ。

9代藩主松浦清の子供に愛子がいて、この方は公家の中山家に入り、慶子を出産します。

この慶子が、孝明天皇に仕えて、明治天皇を出産します。

つまり、松浦氏は皇族とも繋がりがあるということですね。

 

100名城スタンプを押し、

 

御城印を購入しました。

 

翌日は、海沿いの国道204号線を通ってゆっくり帰り、

 

松浦党」発祥の地の松浦市の調川道路公園で、「松浦党」をモチーフにした大きな兜のモニュメントを見て帰りました。