「出石」の投稿で書いたように、今回の城崎温泉旅行は、相方さんが、豊岡の後輩の事業所をサプライズ訪問するのが一番の目的でした。
後輩の仕事の邪魔にならないよう、旅行2日目の昼前の空いていそうな時間帯に、アポなし訪問をして、相方さんの目的を達成。
仕事中でしたので、話したのは数分でしたが、その時に、
「城崎温泉に泊まっているなら“をり鶴”に行くと良いですよ」と言われていました。
今回は夕朝食付きでお宿を予約していましたから、また次の機会にということで、情報の一つとしていただいていました。
「をり鶴」は、「西村屋 本館」や「三木屋」と同じ通りに面していて、「三木屋」から駅に向かってわずか数分の場所にあります。
翌朝、お宿をチェックアウトして、ぶらぶら駅方向に歩いていると、「をり鶴」に暖簾がかかっているのを発見!
とは言っても、遅めの朝食を食べたばかりでお腹はいっぱいです。
たまたま前を通られたお店の方に、「2〜3貫だけつまませてもらえますか?」とお尋ねするとOKとのこと。
店内に入らせてもらいました。
創業は昭和17年だそうで、大将は3代目のようです。
口数の少ない真面目な方ですが、優しい雰囲気のお人柄で、握っている写真も、快く撮らせてくださいました。
平日の11時過ぎの開店直後の時間だったので空いていましたが、普段は待つことの多い人気店のようです。
初めてのお店だったので、上握りでお願いして、1皿を2人でいただくことにしました。
オババが好きなものを2〜3貫選んで、あとは相方さんに。
江戸前よりは、オババが普段慣れ親しんでいる九州の握りに近くて、
日本海の新鮮なネタを美味しくいただけました。
ごちそうさまでした。
この後、城崎温泉の街並みを楽しみながら、
のんびり駅に向かいました。
城崎温泉に来ておきながら、外湯に出かけることもなく、ライトアップの街並みを見ることもなく過ごしましたが、
城崎温泉を代表する2つの老舗旅館を泊まり歩き、ここ最近のインバウンド用に建てられた温泉旅館では得られない、ほっこりとした温かい気持ちになって、特急「はまかぜ」に乗り込みました。