「駿府城」を観光した後、ツアー最初の食事、「浮月楼」でランチをいただきました。
なんと言っても家康の足跡をたどるツアーです。
最初のランチは、徳川絡みの料亭を設定してくださっています。
「浮月楼」は、江戸幕府最後の将軍である徳川慶喜が、大政奉還後に約20年間を過ごした屋敷跡に、明治24年に開業した老舗料亭です。
静岡大火や戦災で焼失を経験しましたが、
慶喜が平安神宮を手がけた庭師に造らせたという池泉回遊式庭園は、
当時の佇まいを残す形で再建されています。
美しい庭園で、奥に少し見えている日本家屋が、復元された開業当時の建物だそうです。
さてさて、今回のツアーは、グローバルユースビューローさんのツアーです。
“和気あいあい”型と言いますか、リピーター率も非常に高く、ほとんどの方が既にどなたかと顔見知りといった感じです。
実はオババも、12人の参加者の中で3人の方と、以前のツアーでご一緒したことがありました。
まぁ、家康の足跡をたどるだなんていうツアーですので、参加者にかたよりがあるのかもしれませんね。
で、こちらの料亭でも、
同行してくださった専門家の先生やツアーコンダクターの方も含めて、
14人で一つのテーブルを囲んでのランチで、
お料理はほとんどが、最初からテーブルにセットされていました。
メニューは、家康や慶喜の好物を集め、できるだけ静岡県産の食材を使用しているそうです。
こちらの八寸の中には、慶喜玉子や、慶喜が父である斉昭から毎日200粒食べるように言われた黒豆も入っています。
こちらは豚の八丁味噌煮ですが、
慶喜は「豚一様」と言われるほどの豚好きだったそうで、わざわざ薩摩藩から豚を取り寄せていたのだとか。
山葵をのせたご飯は、鮪の削り節をかけて、お出汁でいただきます。
慶喜の好物で、毎朝削れたてのおかかをどっさり盛っていたそうです。
デザートはきな粉プリン。
きな粉は、家康も慶喜も好物だったそうです。
・・・と、和気あいあいの雰囲気の中、慶喜(と家康)の好物を集めた特色あるお料理をいただきました。