クリスマス以降、年末年始の記事に割り込み宿泊記と、混乱する投稿をしてしまいましたが、
昨年書きかけていたツアーの続きに戻ります。
旅行から、すでに2ヶ月以上が経過し、
間に3〜4カ所、他の場所にも出かけましたから、
オババの記憶もかなり薄れています。
いろいろな方の旅行記を拝見していると、半年前や1年前の旅行記でさえ、
たった今旅行から帰ってきたかのように、鮮明に記述している方が多いですよね。
オババには不可能な芸当ですわ。
そもそも、ボ〜ッと過ごすオババの旅スタイルでは、インプットに問題があるのかも。
どうか間違い探しなどせずに読んでくださいね。
クマ被害を避けての安全第一で、
ほとんど下車することなく奥入瀬渓流の風景を楽しんだ後、
十和田八幡平国立公園内のブナの原生林の中に佇む「八甲田ホテル」に到着しました。
周囲の大自然に溶け込むようにと、建物の基礎部分以外は、すべて木造なのだそうです。
柱はオレゴン州から、床材はスペインから、窓枠はスウェーデンとかなりのこだわりで、
エントランスにあるガス灯は、ニューヨーク5番街のウォルドルフ・アストリアホテルのものをアンティークショップで買い求めたのだとか。
なんでも創業者の方が、遭難の経験がおありだそうで、
24時間365日ひとすじの明かりを灯して客を迎えたいとの想いがおありだったのだそう。
建物は本館と5棟の客室から成っています。
(HPから館内図をお借りしました)
エントランスから入って、フロント横には、
青森出身の棟方志功の作品がズラ〜ッと飾られています。
「ヒバ千人風呂」で知られる「酸ヶ湯温泉」とは経営母体が一緒だそうで、
宿代の代わりに作品を置いていかれたのだそう。
飾られている作品は、名が知られる前の若い頃の作品だそうです。
ロビーの壁にも。
力強い作品が、素朴なログハウスの壁にマッチしていますよね。
ロビーの奥にはショップがあります。
その横にはレストラン「メドー」があり、この天井に下げられたシャンデリアは、
日本でデザインしてアメリカで製作されたオリジナルだそうです。
館内には大浴場もあり、「酸ヶ湯温泉」への送迎もありましたが、
オババは大浴場があまり得意ではないうえ、
5棟に分かれてウロウロしづらかったこともあり、
酸ヶ湯温泉はおろか、館内のお風呂さえ覗きに行くことなく、
部屋の中でのんびり過ごしました。