「四季島」で宿泊したお宿についても書いておきます。
「ななつ星」同様、3泊4日のツアーの2泊目は、列車を降りての宿泊で、「四季島」では、
ニセコ花園温泉にある「坐忘林」に宿泊しました。
日本の旅館に魅了された英国人オーナーが、ニセコを愛する英国人クリエイティブディレクターと創った新しい形のRYOKANです。
(最近は、外国人オーナーの旅館が増えましたが、ビジネス目的だけではなく、日本旅館やニセコに愛着がおありというのが救いです)
雪の名前がついた全15室のお部屋は、
中庭を囲んだ建物の廊下で繋がっていますが、
部屋と部屋の間が空いていて、離れのような造りになっています。
アサインされたのは、「曇雪」という80m2のお部屋。
広々とした玄関。
ゆったりとした寛ぎ感のあるリビング。
扉の奥にミニバーやテレビがありますが、テレビはインターネットしか映りません。
和室は掘り炬燵になっていましたが、テーブルが(欧米人仕様にしても)高過ぎます。
ベッドルーム。
とっても素敵なお部屋ですが、到着したのが食事提供時間ギリギリで、とにかく早くレストランに行くよう言われていましたので、細部をゆっくり見ることもできず、あまり覚えていません。
内風呂。
(到着時は真っ暗だったので)翌朝撮った露天風呂。
こんなに素敵な風景が広がっていたなんて全く分かりませんでした。
ニセコならではの素晴らしい風景が広がっていました。
本来なら、ここに座って、ゆったり過ごしたかったのですが、
翌朝も早朝出発で、素敵なお宿に宿泊する意味がまったくありませんでした。
実は、伊達紋別駅で列車を降りた後、洞爺湖で一度トイレ休憩をした以外は、お宿まで、2時間半もずっとバスに揺られたため、(元)夫がバス酔いをしてしまい、夕食はほとんど手がつけられない状態でした。
少しだけアップしておきます。
モダンなお皿に盛り付けられ
地元の食材を用いた素敵なお料理の数々でした。
翌朝も(元)夫の体調がすぐれず、(もったいないけど)朝食もパスして、館内を少し見て回りました。
館内は、まるで美術館のように、
いたる所にアートが飾られていて、
15室のお宿とは信じられないくらい、随所にゆったり寛げそうなスペースが設けられていました。
本来なら到着時にお茶を点てていただける和室や、ライブラリーもありました。
ゆっくりと、お宿の周りを散策しても楽しそうです。
繰り返し愚痴をこぼしていますが、
高級列車や高級旅館というものは、ただ豪華であれば良いというのではなく、その空間に相応しい時間の流れも大切だと思うオババなのデシタ。
個人旅行で訪れていたら、きっと素晴らしい時間を過ごすことができたお宿だと思います。
ただコロナ前は、中国の富裕層で満室続きだったとも聞きます。
オーナーも外国人、宿泊客も外国人・・・これからは、日本のお宿も変わっていくのでしょうね。