弘前から車で30分ほどのところにある大鰐温泉は、800年以上の歴史がある温泉なのだとか。
その大鰐温泉にあった“高級”旅館「南津軽 錦水」の経営を星野リゾートが受け継いで運営しているのが「界 津軽」。
「錦水」時代の宿泊記に書かれている雰囲気と比べると、星野リゾートならではの華やかで現代風な設えになっていました。
お部屋は、50m2と64m2のゆったりした和室が中心で全40室。
ワンちゃんと泊まれるお部屋や「悠庵」とよばれる離れもあるようです。
今回のツアーでは、「和室 リビングスペース付き」という64m2のお部屋で、
一番上の5階にアサインされました。
一段上がったところに低めのベッドがあり、
その奥がリビングスペースになっています。
お部屋もこぎん刺しのモチーフで統一されています。
床は現代的な畳マットが敷かれています。
この畳マットで和室のカテゴリーになっているようですが、洋室と同じ感覚で使えるお部屋です。
テーブルの上にはお茶菓子。
反対の壁に面した棚が、テレビ台やデスク、
飲み物カウンターになっていて、
(いただいていないので詳しくは分かりませんが)生姜湯やりんごのティーバッグがありました。
水回りは昔ながらの旅館風で、
(中を見るのを忘れましたが)これはアメニティでしょうね。
お風呂は・・・やはり大浴場の温泉に入るのが前提のようです(笑
お部屋からの景色は、こんな感じでした。
かつては中居さんがいて、お花が飾られて、食事はそれぞれが部屋食で・・・と人の力に頼るところが大きかった旅館が、
効率的でモダンなホテル風のお宿になったようです。
最近は、スタッフと接することなく自分たちだけで寛ぎたい人が増えていますし、
人手不足の問題はますます深刻化していくでしょうから、
今後はこのようなお宿が好まれるのでしょうね。
星野リゾートさんの勢いの良さが理解できるような気がします。