「ななつ星 in 九州」のツアーで利用したお宿についても書いておきます。
3泊4日のうち、2泊目は列車を降り、鹿児島県霧島市の「天空の森」「妙見石原荘」「忘れの里 雅叙園」の3つのお宿に分かれての宿泊でした。
オババたちは、藁葺き屋根の古民家を移築し、10棟の離れからなる「忘れの里 雅叙園」というお宿に宿泊しました。
厳格な審査を通過したホテルのみが加盟できるという「ルレ・エ・シャトー」に加盟しています。
昔ながらの日本の原風景を具現化したようなお宿で、こういう札が立てられていて、
鶏だの烏骨鶏だのが、自由にお散歩しています。
アサインされたのは「風」というお部屋。
今では、露天風呂付きの客室は、当たり前のようになっていますが、こちらのお部屋が、日本で初めて誕生した露天風呂付き客室なのだそう。
今年の9月まで、リノベーション工事が行われているそうですので、秋からはまた雰囲気も変わると思われますが、
この時は、コタツがある和室の横に、
もう一つ、お布団を敷くための和室があるというお部屋でした。
二間続きのお部屋だったにもかかわらず、和室が苦手なオババは、縁側に置かれた椅子と、露天風呂の横に置かれたデイベッドで過ごすことになりました(笑
お宿の横には天降川が流れています。
お食事は、自家菜園の採れたて野菜や、
天然鮎の塩焼き、
野草の天ぷらなど
かつては“当たり前”であったものばかり。
こういう食材が、今では一番の高級食材になりました。
お宿の厨房も、タイムスリップしたかのよう。
朝食は、別棟のお食事処でいただきました。
素朴だけれども、手間をかけて作られたものばかりで、元気になりそうなお食事です。
食後のコーヒーも、サイフォンで丁寧に淹れてくださいました。
失われた“日本の原風景”がここにありました。
とは言っても、
これまでの人生で、畳もコタツもお布団も、ほとんど無縁だったオババには、とっても面白い体験ではありましたが、くつろげる空間ではなかったかなぁ・・・というのが正直な感想です。