朝食も部屋食になります。
全17室のお宿の部屋は、
1本の細長い廊下の左右に並ぶ形で、
奥にズラ〜ッと連なっています。
オババたちの部屋は、
厨房から近い場所にあったからだと思いますが、
予定の時間の30分近くも早い時間に、スタッフさんが来られ、
慌ただしく配膳していかれました。
おそらく担当の方は、他の部屋の配膳もあり、
時間内に自分の”作業”を終わらせることしか考えていなかったのだと思います。
こちらが躊躇するのも関係なく入って来られて、
バタバタと決められた”作業”をしていかれました。
いつもお宿では、朝の時間を計算して起床し、
のんびりベースで過ごす時間を大切にしていますが、
予定が狂ってバタバタになってしまいました。
朝食はこんな感じでした。
オババが(マイペースを保とうと)お庭を眺めていると、
(わざわざ来られて)食事の前に読むようにと
こういう紙が手渡されましたが、
ウ〜ン・・・どう理解したら良いのか・・・。
あのようなバタバタの配膳では、
この紙の(おもてなしの)気持ちは伝わって来ませんワ。
前日から気持ちよく過ごしていたお宿でしたが、
最後の朝食で、ちょっと残念でした。
《お宿の感想》
1884年に創業の老舗のお宿で、
著名人も多く宿泊されたお宿のようです。
2018年の火災で消失しながらも、
2021年に営業を再開して頑張っているお宿でもあります。
部屋の造りも現代様式を取り入れつつも、
日本の旅館ならではの文化が守られ、
一つひとつの家具や建具も立派でしたし、
到着時には、スタッフが皆さん座って出迎えてくださったり、
廊下から厨房が見えるようになっていたり、
湯上がりで、スタッフさんが飲み物を入れてくださるなど、
随所にお宿側の”こだわり”を感じました。
今回は、たまたま朝食担当のスタッフさんが
接客よりも自分の作業を優先される方でしたが、
(やはりこれも人手不足の影響かと)
40年ぶりの福井訪問を十分楽しむことができるお宿でした。
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2名様準特別室 8畳+ダイニング(57m2)
旬の越前懐石 夕・朝付
140,800円ー14,080ポイント=126,720円
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