ゴルフをしている人にとっては、
川奈といえば、ホテルよりもまずゴルフコース・・・ですよね。
特にトーナメントが行われている「富士コース」が有名です。
米国ゴルフマガジン誌の「世界ゴルフ100選」でも
世界の第53位に選出されているようです。

相方さんからは「コースを見せられてゴルフができないなんて拷問だ」なんて言われつつも、
オババは昨年春でゴルフは辞めましたし、
そもそも今回は、クラシックホテルを目的にオババが計画した旅行に、
相方さんが「僕も」とついて来たわけですからね。
一緒にホテルステイを楽しんでもらいましょう。
伊東駅を11:00配車の送迎バスを予約し、

11:30にはホテルに到着しました。

チェックイン手続きをして、部屋の準備ができるまで、
じっくりホテルを見て回ることにします。
「川奈ホテル」は大倉財閥の2代目の大倉喜七郎によって、1936年に開業しました。
長くイギリスに留学した経験から、「イギリスの城」づくりを目指していたとか。
玄関のドアには羊飼いのスティックをデザインしたものが。

羊飼いが杖でボールを打ったのがゴルフの発祥だそうで、
先っちょにはゴルフボールもついています。

エントランスを抜けると、メインロビーがお出迎え。

これぞまさしくクラシックホテル!という雰囲気です。

シャンデリアをはじめ、一つひとつの照明がとっても素敵です。

マントルピースの上の蝋燭型の照明も良い感じでしょ。

上には鷲のマークの大きなエンブレム。

柱にはイタリアの大理石が使われているそうです。

しかも模様でエンブレムを表しているのだとか。

柱の上には薔薇の彫刻があったり、

随所に素敵なアイアンワークもあって、

もうどこを見てもトキメイテしまいます。

ロビーに置かれているソフアは、
開業当初から、革を張り替えながら使い続けているのだそう。

そして海の風景が得られる広〜いガラスも、

下のドアの部分は新しいものだそうですが、
上の窓の部分は当初からのものが使われているそうです。

これは2階から撮ったものですが、梁も見応えがあります。

2階につながる階段の手すりには、パイナップル模様が並んでいて、

これは歓迎の意を表すのだそうです。
・・・と、まだまだ細部をご紹介したいのですが、キリがありませんね。
施設全体を見ていきましょう。
これが館内案内図です。

メインロビーの奥には第2ロビーがあります。

こちらはメインロビー横のサンパーラーです。

美しい景色を眺めながら、

軽食やアフターヌーンティーなどがいただけます。
ここには、進駐軍が残していった望遠鏡があります。

軍艦で使用されていたそうですよ。
美味しいケーキに誘われて入店したものの

相方さんがビールが飲みたいなんて言うものだからお付き合い。

サンパーラーの横には、メインダイニングルームがあります。

クラシックホテルで一番ワクワクする場所ですが、
こちらについては、後日お食事の時に改めてお伝えします。
2階には、読書スペースがあって、

雑誌もありました。

フィットネスルームもありますよ。

地階には、1階のメインダイニングの真下に、
ランチも提供している「グリル」があります。

売店も地下にあります。

お菓子類の他に、
ロゴ入りのゴルフグッズも置いていました。

せっかくなので、クラブハウスの方にも少し行ってみます。

連絡通路には、

ゴルフクラブの歴史が書かれています。

ホテルを挟んだ「富士コース」と「大島コース」

富士山を望む「富士コース」の写真

川奈ホテルがゴルフコースを中心にしたホテルということが分かります。
これ以上はプレイヤー以外の立ち入りができませんので、
外に出てホテルに戻ります。
ウワ〜、白梅や早咲きの桜が咲いていますよ。

ここは日本料理の「田舎家」。

350年前の建物を移築したもので、登録有形文化財に指定されているようです。
この辺りは寒桜が見頃を迎えていますね。

河津桜が咲いていなくて残念なんて思っていましたがとんでもない。

こんなに誰もいない場所で、のんびりお花見が楽しめました。

時計台があるなぁなんて思っていたら、

あらまぁ、オーデマピゲですワ。

もう少しお庭の紹介をしたいのですが、長くなりましたので、
この続きは次回、温泉のことと一緒に書きます。