「天ノ寂」の食事は、1階のレストランでいただきます。
エントランスがあるフロアーが実は2階で、
ロビーフロアの下にレストランがあります。
カウンター席が10席に、個室が7部屋あり、
すべての席から海の風景が見えます。
チェックイン時にカウンター席か個室かを尋ねられ、
カウンター席をお願いしていました。
あいにく今回も雲が立ちこめていましたが、
それでも海を眺めながらの食事は幸せにしてくれますし、
このように空に赤みがさすと、
オババには、沈みゆく夕陽が見えたりします・・・妄想
まずは予約サイトの特典で、
オーストラリアのスパークリングをいただきました。
先付は牛蒡のムースです。
和食がベースですが、
スパークリングにあうお料理です。
そして前菜のプレート。
こちらも「車海老のクリームチーズカナッペ」があったりと、
和食がベースでありながらも、”とらわれない”アレンジです。
そういうこともあってか、
ワインの取り揃えがすごいのです。
赤なんて、
「シャトームートン・ロスチャイルド」に「シャトーラトゥール」、
「ロマネコンティ」までありますよ。
オババは、某ホテルのワインアカデミーに数年通って、
知識はあるのですが、庶民の舌しか持ち合わせていませんので、
リストを見ただけで満足です。
するとここでスタッフさんから、
「前回もこちらを飲まれました」と。
オババたちは1年前に1度宿泊しただけですが、
その時飲んだものの記録が残っていたのです。
もうビックリです!!
40年ほど前、まだ飛行機にマイルだのLCCだのがなかった頃、
ファーストクラスでは飲食の記録がされていた記憶はありますが、
常連でもないのに、お宿でこのような記録が残されているなんて、
感激でした。
・・・と、お料理に戻して、
次は土瓶蒸し。
松茸の他に鱧も入っていました。
そしてお造りです。
クエ、マグロ、太刀魚に、
お待ちかねの伊勢海老です。
なぜかシッポだけがボイルされていましたが、
とっても美味!!
これは天草黒毛和牛テールの真丈。
白木耳の餡がかかっていました。
焼物は「鮑の浜焼き」か
「天草黒毛和牛のステーキ」の選択で、
ステーキをいつものようにウェルダンでお願いしました。
そして、横の天ぷらブースから
揚げたての渡り蟹や伊勢海老に、
大黒しめじ他のお野菜が出され、
ここから、
見覚えのあるこの方にお寿司を握ってもらいます。
(写真掲載の許可をいただいています)
烏賊に
マグロに
アレ〜?
メモには車海老と書いてありますが、写真がありません。
一番美味しかったので、食べることに夢中だったようです。
先ほどのお造りの頭を使ったお味噌汁と一緒に、
縞鯵に、
穴子、
最後に生雲丹。
「お好きなものをもう一度握りましょうか」と言われましたが、
もうお腹がいっぱいです。
九州スタイルの新鮮なネタが際立つお寿司でした。
デザートは、ちゃんと別腹に入ります。
10月の宿泊でしたのでハロウィン仕様で、
かぼちゃのブリュレに白玉串とフルーツ。
今回も大変満足のいくお料理でした。
ごちそうさまでした。