今日で5月も終わり。
九州はすでに梅雨入りしたようです。
昨年「東京ステーションホテル」に宿泊した際、クラシックホテルパスポートなるものを購入しました。
今年は久しぶりに「万平ホテル」に泊まりたいなぁ・・・、軽井沢に行くなら緑鮮やかな5月が良いなぁ・・・なんて思い、年明け早々にホテルをチェックすると、
あらまぁ、「万平ホテル」は改修工事で来年夏まで休業だとか。
コロナ以来休業が続いていた「雲仙観光ホテル」も、営業を再開しているものの
電話でしか予約を受け付けていないようで、
宿泊した方のお話では、人数を減らして細々と営業を再開している感じだったとか。
だったらもう少し様子を見た方が良いかなぁ・・・。
で、せっかくの爽やかな季節ならではのクラシックホテルとなると・・・と探して目に止まったのが「奈良ホテル」でした。
当初は、おひとりさまで2連泊する予定で、2つの異なるタイプのお部屋を日替わりで予約していました。
ところが不思議なことに、3月だったか4月だったか、相方さんが雑誌か何かで紹介されていたとかで、「ふふ奈良」を誘ってきたのです。
「エエ〜ッ!?私も5月に奈良に行く予定だったのよ」なんて話になり、
一緒に「奈良ホテル」と「ふふ奈良」に1泊ずつすることになったのです。
とっても不思議な偶然で、「なんだか奈良に呼ばれたみたいだね」なんて言いながらの旅となりました。
今回も博多駅の「プレミアムルーム」で列車を待ちます。
椅子があるだけの空間ですが、利用者もほとんどなく、待合室としては快適です。
まずは「のぞみ」で京都に向かいます。
相方さんから「またお寿司?」と言われながらも、いつもの「山中」さんで「かすみ寿司」を。
相方さんは「特製ちらし」でした。
行きのお供は、久しぶりの純文学。(理由は後ほどね)
京都で奈良線に乗り換え、
奈良駅に到着しました。
駅からタクシーで「ふふ奈良」に到着。
お宿から歩いて5分ほどのところにある「志賀直哉旧邸」を見学します。
そう。列車内で志賀直哉を読んでいたのはこのためです。
『暗夜行路』が執筆された場所ですが、長編を読む元気はなかったので、短編集でお茶を濁したというわけです。
2日目は、チェックアウト後に、お宿に荷物を預けて春日大社に行きました。
近鉄奈良駅からタクシーに乗り、「ふふ奈良」で荷物をピックアップして、2日目のお宿「奈良ホテル」に向かいます。
「ふふ奈良」から「奈良ホテル」までは、歩いても5〜6分くらいの距離だそうですが、
ガラガラ荷物を引いてが嫌だったので、あえて駅からタクシーに乗りました。
3日目は、少し南に下って「橿原神宮」に行きました。
昨年の高千穂、今年の日向と、神様を巡る旅行をし、その締めくくりとして絶対に行っておきたかった神社です。
参拝後は近鉄の特急で京都に向かい、
再びのぞみで博多に戻りました。
京都駅で駅弁を買い込み、
帰りの列車のお伴はこちらの本。
とまぁ、そんな2泊3日の奈良旅行をしてきました。
これからしばらくはその時の様子についてになります。