今日は、出雲市で訪れたイタリアンレストランについてお伝えします。
大通りから入った完全な住宅街の中にあるレストランです。
シェフのお祖父様が鍛冶屋を営んでいらっしゃったそうで、
お店の名前が「鍛冶屋と料理」。
看板も出ていませんし、知る人ぞ知るといったレストランです。
決してツアーで立ち寄るようなお店ではないのですが、
やはりこういうお店を選択するところが、このツアーならではなの素敵なところ。
あらかじめお店側がメニューを組み立ててくださっていましたが、
前日から食べてばかりで、全員食欲がイマイチ。
急遽添乗員さんがお店側と交渉してくださって、食べたいものを食べたい量でいただきました。
まずは、山陰のトラフグを使った前菜。
トラフグの美味しさそのままに、見かけは和風ですが、やっぱりイタリアンという日本人シェフならではのお料理。
これはカリフラワーのお料理。
生クリームなどとマッシュしてあると思うのですが、作り方は秘密だそうです。
とっても美味しかったです。
香ばしく焼かれたネギの上に牡蠣がのった前菜。
素材の声を聞きながら調理するなんて言われますが、まさにそのような丁寧に調理されたお料理ばかりです。
ピザはマルゲリータをいただきました。
そしてティラミス。
シェフは、芦屋のブーランジェリーや神戸のビオワインの料理店を経て、イタリアの小さなレストランで学ばれた方のようです。
お見かけしたところ、寡黙な職人さんタイプのような方で、
“僕の料理は、お花畑のような飾りもないし、
鮮やかなソースもかかっていません。
ただ、素材の持つ勢いがそのまま伝わるような
出雲の風景が浮かんでくるような料理を作りたいと思います”
と、HPに書かれているように、
まさにじんわりと美味しさを感じるお料理ばかりでした。
ごちそうさまでした。