東京の旅行支援が始まる直前に東京で1泊しました。
テレビで旅行支援の話題が取り上げられることが多くなり、“お得感”を強調するコメントばかりが流れ、少々苛立ちを感じているオババです。
そもそも、人の動きがある行楽シーズンに、わざわざ人出を増やす政策を重ねて来なくても・・・という怒りもありますしね。
今回利用した「東京ステーションホテル」は、100年以上の歴史があるクラシックホテルです。
“箱”の部分も、それはそれは魅力のあるホテルではあるのですが、
それ以上に、長い歴史の中で培われた「おもてなし」の文化が存在するホテルでもあると感じます。
これまでに何度も書いていますが、“お得感”による一時的な人寄せは、長い年月をかけて作り上げてきたものを、破壊に導くのではと危惧しています。
“お得感”を掻き立ててのバラマキ的な政策ではなく、日本独自のおもてなし文化を守り育てるための、もう少しmatureな政策はないものかと感じます・・・
・・・が、またまた単なるオババの遠吠えですワ。
「東京ステーションホテル」は、東京駅の駅舎の中にあるホテルです。
辰野金吾の設計により、1914年に開業した東京駅の駅舎、
全国の主要駅が、次々と超近代的な姿に変貌していく中、よくぞ、手間ひまかけて、オリジナルの保存&復元の選択をしてくれました!!
本当に美しい駅舎です。(こちらの写真は前回撮影)
駅舎は、2011年に国の重要文化財に指定され、
駅舎の中にある「東京ステーションホテル」は、HPには、“使い続ける文化遺産”と書かれています。
こちらの入口をくぐると
コンパクトながらも趣のあるロビー。
全150室のホテルで、「スモールラグジュアリーホテルズ」に加盟しています。
ロビーの横には、とっても素敵な雰囲気の「ロビーラウンジ」があります。
ここでお茶をする予定でしたが、日曜日だったこともあり、順番待ちの長蛇の列。
今回は諦めました。
なんと言っても駅舎に位置するホテルです。
300m以上もの長〜〜〜い廊下が続きます。
ところどころに飾られた
アレンジメントを見て回るのも楽しいです。
今回の滞在では参加しませんでしたが、ホテル主催の「館内見学ツアー」があり、スタッフさんから詳しい説明をしていただくこともできます。
以前参加した時の情報を少しアップしておきます。
こちらは4階にある「アトリウム」です。
駅舎の中央大屋根裏に位置するゲストラウンジで、朝食ビュッフェもここで提供されます。
天井までの高さは9mもあるそうで、可愛いシャンデリアが印象的。
中央には、旧駅舎の煉瓦を見ることもできます。
ツアーでは、駅舎の屋根を見せてもらったり、
「ブラタモリ」さながら、駅舎ドームのレリーフの説明をしてくださったりします。
また、こちらのホテルの特別室でもある「インペリアルスイート」のお部屋も見学させてもらいました。
ベッドルームだけを切り離しての宿泊もできるそうですよ。
こちらのお部屋のDENには、創建当時の赤煉瓦の壁も残されています。
次回は、今回オババが宿泊したお部屋の様子をお伝えします。