台風が通過すると、予報よりもかなり早い時間に雨風がおさまり、
朝からスタッフさんが総出で“お片付け”です。
前日は、「百番館」に通じる通路も水浸しで寸断されていましたが、
そこはさすがに老舗です。
部屋を移動する頃には、何事もなかったかのような落ち着きを取り戻していました。
「百番館」の入口にある格子戸をくぐり、
玄関へと向かいます。
3年前にリニューアルされた離れで、広さは120m2。
玄関上がってすぐの左側に、6畳の和室があります。
楚々とした秋明菊が、お部屋の雰囲気にぴったり。
ふと見上げると、明かりとりの窓が。
掘りごたつだったら、こちらのお部屋で、低い視点からのお庭を楽しんだりもあったかもしれません。
残念ながら、使うことのないお部屋になりました。
廊下に出た右側には、
化粧台が備えられたクローゼットがあり、
その向かいに、メインのリビングダイニングがあります。
本来ならこちらのテーブルで、夕食・朝食ともにいただくはずでしたが、
昼まで続いた停電で、厨房で夕食が準備ができないとのことで、朝食のみこちらでいただきました。
相方さんがソフアを、オババはパーソナルチェアを独占。
スタンドの傘もとってもオシャレです。
扉も木材を編み込んだようなデザインで、
そういえば、観光列車「四季島」の扉もこんな感じだったワなどと思い出しました。
リビングダイニングの奥に、
ベッドルームがあります。
ヘッド側がデスクになっていて、
その背後に
ドリンクカウンターや
クローゼットのスペース。
窓側には、枕元のスイッチで、
ビ〜ンと、テレビがせり上がってきます。
空気清浄機にもこだわりが感じられます。
リビングダイニングには階段があり、
トントントンっと上がって行くと、
屋根裏部屋になっていて、ここにもベッドが2台置かれています。
なんと、2ベッドルームだったのです。
ファミリーには嬉しいですね。
リビングの外にはテラスがあって、
ウフフ・・・オババの大好きなスペースです。
離れの先には、
離れの離れのような形で、温泉があります。
シングルの洗面台の先に、
広〜い温泉風呂。
源泉掛け流しです。
内風呂と露天風呂がつながっていて、
こちらが露天風呂側から撮った写真。
老舗旅館であっても、いや、老舗旅館だからこそ、時代のニーズに合わせながら変化して、居心地の良さを提供し続けているのだなぁ・・・と感じる「百番館」でした。