オババのトラベルジャーナル

社会生活からリタイアした有閑オババの隠居旅。ちょっと素敵なお宿に泊まって、のんびりお城や神社を巡ります。

旅慣れた人は荷物が少ない・・・とは限らない

多分オババは、旅には慣れている方だと思います。

でもね、経験を重ねるにつれ、どんどん荷物が増えていきました。

 

最近は、宅配を利用したりもしますが、スーツケースを一つ送っておきながら、出かける時にはもう一つ・・・というあり様。

しかも肩には大きなバッグを下げてね。

 

若い頃は、本当に身軽でした。

学生時代に、北海道を一周した時も、小さなボストンバッグが1つだけだったと思います。

 

それが、いつの間にか・・・。

 

(元)夫と沖縄に行った時には、出がけに出会ったご近所さんからは、海外旅行と勘違いされたほど。

確かに、80リットルのスーツケースを持っていたら、海外としか思いませんよね。

 

若い頃は、クルクルっと丸められる服だけで十分でした。

観光やショッピングに夢中で、ホテルのグレードなんてほとんど気にしていませんでしたし、

食事もボックスミールを買い込んだり、せいぜいカフェレベルでしたから。

 

それでも何一つ不満はありませんでしたし、楽しかった思い出しか残っていません。

 

今から思えば、若い時には若い時の楽しみ方があったのだなぁ・・・ってね。

で、楽しめる時に、そういう楽しみ方をしていて、本当に良かったと。

だって、オババの年齢になると、動き回ろうにも体力的に無理だし、

B級グルメを食べ回ろうものなら、胃もたれ必至ですものね。

 

若い頃の楽しみ方があったからこそ、今の(ちょっとリッチな?)楽しみ方を楽しめるのだなぁ・・・とも思います。

 

・・・と、荷物の話に戻して、

 

年齢と共に、ホテルやレストランに目が行き始めると、

ファインダイニングでの夕食では、そういう服装も必要になってくるわけで、ヒールにイブニングバッグも準備しなくてはいけないでしょ。

朝食は朝食で、昼出歩く服装や、夜のドレスアップではおかしいので、軽めの服装も必要で、ミュールやポーチも準備することになります。

で、たった2〜3泊の旅行でも、靴やバッグだけで2つも3つもということになるわけです。

 

しかも、ホテルでのんびり過ごそうと思ったら、本や趣味の道具も持っていかなくては・・・となるしね。

 

今はどこに行ってもカジュアル化が進み、昔のように、ハイクラスのホテルにチェックインする時は、時計と靴に気をつけて・・なんていうこともなくなりましたが、

それでも、素敵な雰囲気のお宿やレストランには、少しでも、その雰囲気に溶け込む服装で出かけたいと思うオババなのです。

 

「素敵なホテルは、自分も素敵な雰囲気の一部になる必要がある。それが素敵なホテルを利用する時の客側の義務。」

遠い昔に学んだ言葉です。

 

若さが失せ、特におひとりさまで行動しようとすると、せめて服装や行動くらいはキチンとしておかなくては、雰囲気を楽しもうとしている方々に、不快な思いをさせますからね。