今回取り上げるのは、宮城県の遠刈田温泉にある「竹泉荘 CHIKUSENSO ONSEN」です。
所用で仙台に行った時に、せっかくここまで来たのだからと、無理やり予定に詰め込んで訪れたお宿です。
2万坪もの広大な敷地に30室というそれはそれは贅沢なお宿でした。
それもそのはず。
破綻した老舗旅館を香港の企業が買い取り、アジア(特に中国)の富裕層をターゲットに、30億円もの巨費を投じて、2010年に開業したお宿なのだとか。
こうして日本は、経済という武器によって侵略されていくのか・・・などと複雑な感情を抱きつつも、旅館からRYOKANへの時代の流れを感じたのでした。
なんと言っても2万坪ですからね。
敷地に入って、長〜いトンネルの先に、
玄関が現れます。
そして、この重厚な扉の先の
長〜い廊下の先に案内されます。
チェックインが行われる「ライブラリーラウンジ」の中央には、なぜかドド〜ンと鐘があります。
何かいわれのあるものかと思っていましたが、アート作品なのだとか。
香港資本ならではの発想ですよね。
温泉も、さすが外資系と感じさせるものでした。
ゆったりした内湯に、
感激レベルの露天風呂。
温度が異なるお風呂が3つあります。
そういえば日本の温泉は熱すぎるという外国人が多いと聞いたことがありますので、そういう方々への配慮なのでしょう。
下を流れる川のせせらぎを聴きながら、
緑の中で、のんびり温泉に浸かる幸せ・・・これぞ大人の温泉リゾートですね。
とにかく、豊かな自然に囲まれたお宿で、
敷地内には、散歩道が2経路あるそうです。
遠くに蔵王連山を望みながら、
至福の時間が過ごせます。
ああ、でも、すべて香港人の手に渡った土地なのね(笑
館内には(釣鐘だけでなく)アートが楽しめる空間もありますし、
ボ〜ッと周りの自然を感じながら過ごすこともできます。