最近は、シティホテルとビジネスホテルの境界線が、非常に曖昧になっていますよね。
かつては“寝ること”が目的であったビジネスホテルも、最近は“快適性”を兼ね備え、温泉施設やジムを併設したり、アメニティを充実させたり、おしゃれなカフェレストランを設けたりしているようです。
“ビジネスホテル”だったはずのホテルが、ホテルの予約サイトで“シティホテル”に分類されていることも多々ありますし、
ビジネスホテルとシティホテルの中間のようなホテルも、次々とオープンしています。
以前、福岡のホテル事情について書いたことがありますが、福岡には、宿泊を楽しむためのシティホテルが、皆無に近いのです。
経年劣化をリノベーションしながら頑張ってはいるのですが、やはり採光や、部屋の造り、水回り、コンセントなど、どうしようもないことが多いようです。
そもそも福岡は、空港が近すぎるため、高い建物が建てられないというのが大きな要因です。
シティホテルの景観といえば、やはり市街が一望できなくてはね。
同じ高さのビルに囲まれてでは、景観はもちろん、採光だって“快適”とは程遠いというのが実情です。
古くてお値段高めのシティホテルより、お風呂とトイレがセパレート、電子機器への対応完備の新しいビジネスホテルの方が、よっぽど快適!と、福岡に来られる観光客の方はおっしゃいます。
そんなこんなで、福岡も建物の高さ制限を76mから115mに変更し、
「ハイクオリティホテル建設促進制度」だの「天神ビッグバン」などを旗印に、
来春には「ザ・リッツ・カールトン福岡」が開業することになったのですが、
その前に、今あるシティホテルをオババ好みで勝手にランキングしてみました。
オババにとっての第1位は、ダントツに「ホテルオークラ福岡」です。
気配り・目配りのサービスは、昔ながらの伝統を今なおきちんと受け継いでいるなぁと感じますし、
レストランも、和洋中とすべて高水準です。
第2位は、これも迷うことなく「ホテル日航福岡」を選びます。
スタッフさんの対応力には、少々バラツキが感じられますが、心地よく滞在できますし、
ちょっと昭和チックな雰囲気がありますが、レストランのクオリティもなかなかです。
第3位は、非常〜に迷います。
最近「星野リゾート」が経営権を獲得した「グランドハイアット福岡」か
福岡の老舗ホテル「西鉄グランドホテル」か。
グランドハイアットは、一時期頻繁に利用していましたが、コロナ前に外国人観光客が押し寄せて以来、避けるようになりました。
星野リゾートが入って来て、ただいまリノベーションが進行中ですが、外国人入国も緩和されていくようですし、この先どうなるか・・・。
ということで、やはり第3位は「西鉄グランドホテル」でしょうか。
(ずいぶん宿泊していないので、こんな写真しかありません)
ハード面が完全に昭和スタイルなのがネックですが、
スタッフさんの接遇力や対応力は、さすが老舗という感じです。
先日、久しぶりに前を通りましたが、本当に、真横に並ぶように、リッツカールトンができていて、思わず「ガンバレ!負けるな!」と声をかけたくなりました。
以上、オババの独断と偏見で、グダグダ書いてみました。