「有馬山叢 御所別墅」のお食事は、“山家(やまが)会席料理”とのこと。
”山家”???山菜料理や猪かしら・・・なんて思っていましたが、こちらのお宿で言う”山家”とは、“わが家”を意味するのですって。
御所別墅の前身は清水寺だそうで、尼僧さんが避暑に訪れた外国人をもてなしたように、和食文化に神戸の洋食文化を合わせたお料理を提供したい・・・ということのようです。
見た目の豪華さにとらわれない、真の良質な食材を用いたお料理とのことです。
個室のお食事処もあるようですが、この日は食事客が2組しかいなかったからか、
オババたちが案内されたのは、広い窓が設けられたカウンター席でした。
この時は2組でしたが、たとえ満席でも、隣が気にならないようなゆったりしたカウンターです。
最初に出されたのがこちら。
エッ?いきなりお抹茶??と思っていたら、万願寺シシトウのすり流しですって。
大きな箱が運ばれてきて、蓋を開けると、
ウワ〜ッ、見ているだけでも愉しい前菜のお重です。
ヒラメとカンパチのお造りに、中トロの握り。
胡麻豆腐を焼いたお料理。
稚鮎の焼き魚。
れんこん餅。
メインは、幻の但馬牛と言われる但馬玄(たじまぐろ)のロース。
これにご飯セットと
3種類のデザート。
どれも美味しくいただきました。
以前はフランス料理が提供されていたそうで、ワインセラーの中には、なかなか美味しそうなワインが取り揃えられていました。
心のこもったお料理をいただきながら、ブルゴーニュの飲み比べみたいなことをさせていただきました。
ごちそうさまでした。
翌朝も、同じカウンターで、窓の外の景色を眺めながらいただきました。
朝食は洋食でした。
普段、ホテルの朝食でパンをいただくことはほとんどないのですが、美味しそうだったので、フレンチトーストにも手を出してしまいました。
有馬温泉は、三宮からバスも出ていますし、温泉街からお宿までは、送迎もしていただけます。
ですので、また訪れたいなぁと思うのですが、やはり離れに一人はイマイチ勇気がなくて、いつか誰かを誘って、また宿泊できるといいなぁと思っています。